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「ローコスト版」こそPS3本来の姿?



日米から4カ月ほど遅れて登場する欧州版プレイステーション3は一部のチップを省いたローコスト版PS3となり、後方互換性がさらに低下する(広報いわく「日本・米国版ほど優れてはいません」)ことはすでに周知のとおり。しかし「日本一プロセッサを解説する男」こと後藤弘茂 氏の記事によると、ローコスト版こそ本来のPS3の姿だった可能性が極めて高いとのこと。

現行の(日米版)PS3が先代PS2のCPUとGPUにあたるEE+GSチップをそのまま載せることで互換性を確保しているのに対して、欧州版はEE(CPU)をPS3のCellプロセッサでエミュレート、GSにあたるチップを残して「ソフトとハードで」PS2ゲームを動かすとされています。(PS3にも独立したGPUであるRSXが載っているのにGSの替わりにならないのはなぜか、Cell自慢のSPU群でGSをエミュレートするのが難しいのはなぜか、といったあたりの詳細はリンク先をごらんください)。

おなじみ「業界関係者の証言」および後藤氏の推論によれば、エミュレーション+GSで互換性を確保する場合のチップ構成の合理性や開発期間、およびエミュレータソフトウェアの開発・検証にかかる時間などから考えると、PS3はそもそもローコスト版(欧州版)の構成で登場するはずが「何らかの原因で」完成が遅れたため、発売日に間に合わせるべくEE+GSそのまま搭載という技で凌ぐことにしたのではないか?とのこと。つまり日米版こそ当初の予定にはないつなぎバージョンという可能性があります。

この説が正しいとすれば、久夛良木(現)会長の「ハードとソフトで互換性を確保する」発言当時はCell + GSだけでPS2ゲームを動かすという設計段階だったのかもしれません。いずれにせよ、日米版も存在しない在庫がなくなりしだい欧州版と同等の構成に置き換わる予定。「現時点では」あまり芳しくないらしいエミュレータのさらなる進化が期待されます。ローコスト版のエマージェンス・デイは3月23日。



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