プレイステーション3版 Folding@homeはシステムソフトウェアで提供

昨年から発表されていたプレイステーション3版Folding@homeはシステムソフトウェアアップデートを通じて提供され、XMB(ホームメニュー)から起動できることが明らかになりました。Folding@homeはタンパク質の解析を通じて科学・医学に貢献する分散コンピュータプロジェクト。昨年のTGS基調講演でSCE久夛良木(現)会長が終始「フォルディング・ドットコム」と呼びつづけ、「フォルディング・ドットコムでDNAを解析する」と説明したため聴衆の困惑を招いたことでも知られています。
リンク先SCEのプレスリリースによれば、PS3のメインプロセッサCell /B.E.は「標準的なPC」の10倍の処理能力を有していることから、PS3のプロジェクト参加によりFolding@homeプロジェクトのスピードを「飛躍的に向上させることが可能」とのこと(「標準的なPC」が何かは不明。昨年の発表によればPS3一台で100ギガFLOPS、1万台でペタプロップススケールの見込み)。

とはいえ負荷に応じた細やかなタスク管理ができるPCと異なり、ひとつのことを始めたら一心不乱に集中する美徳を持つPS3だけに、バックグラウンドで走るのではなく電源をつけっぱなしで放置すると自動的にFolding@Homeクライアントが起動するという仕組みになっています(設定した場合)。「@Home」といってもPlayStaion Home環境内の大勢のアバターが手作業で分子模型を動かす、という仕組みではありません。
Folding@Homeには競争を通じて参加を促す仕組みがあり、お好みのチームに加わって数値を競うこともできます。現在のランキングによると上位は[H]ardOCPやOverclockers AUをはじめとするプロセッサパワーこそ力系のPCサイトチーム。Team Engadget(参加お待ちしています)は30位、Team 2chは50位くらいにつけています。PS3を買ったはいいがゲームを起動することもなく放置している、といった方がよもやいらっしゃるとは思えませんが、ゲームやBD映画を観たあと放置するだけで医学の発展に貢献できるすばらしい機会です。































