ソニーCEOストリンガー卿:「PS3失敗するなら価格が原因」

ソニーのCEOサー・ハワード・ストリンガーが米国のテレビ番組CEO Exchangeに出演、プレイステーション3とWiiの競争について、アップルiPhoneとスティーブ・ジョブズといった話題について語っておられます。
まず、北米でも大人気のWiiとPS3の比較については:「Wiiはすばらしいデバイスだが、(PS3とは)対象とする層が違う。もしわれわれが失敗するなら、それはPS3をゲーム分野のメルセデスとして位置づけたのが原因だろう」 「PS3は別の層に向けた製品であり、なんでも望みのものになることができる。ホームサーバやゲーム機、コンピュータにさえなる。」。
自社製品をアピールする際に他陣営を落とすのが基本のSCE幹部と違いCEO然とした模範的なコメントです。参考までに北米での2月の販売台数(NPD調べ)を挙げればニンテンドーDSが48万5000台でトップ、次がWiiの33万5000台、その下はPS2, Xbox 360, PSP, ゲームボーイアドバンスと続いてPS3は7位に着けています。台数は12万7000台。
このほか面白いところを抜き出せば、アップルのiPod x iTunes Store以前にソニー版iPodを計画していたことに触れて:「1997年頃にIBMと協力してデジタル音楽配信を開発していた。形になればiPodよりも5年早かったことになる。だが社内にソフトウェアというものを理解させることができなかった。ソニーはレコード会社でもあるが、音楽部門はデジタルメディアを見ただけでパニックになり(音楽配信システムを)認めなかった」。アップルiPhoneについては、「スティーブ・ジョブズがわれわれとおなじところに目をつけたのは良いニュース。」「ソニーのウォークマン携帯は非常に好調(とくに欧州で)」。
ソフト(音楽・映像コンテンツ)とハードの相乗効果を狙うはずがかえって足枷になりウォークマンの地獄を招いたのはまさに歴史の皮肉(というか単なる経営ミス)ですが、デジタル時代への適応に成功したウォークマンがiPodの出現を許さなかった世界は見てみたい気もします。















