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言葉から連想して表情を変えるロボ、不気味の谷底に到達



(まずは動画からどうぞ。)

「不気味の谷」といえばロボットが人間に近づくにつれて却って非人間性が目立ち気味が悪くみえるという現象ですが、千尋にも及ぶというその谷底をついに極めた(かもしれない)強者が開発されました。明治大学 武野純一教授率いる研究チームのロボット"KANSEI"(感性?)は入力された言葉を認識・連想して複雑な表情を返すことができ、意識を持ったロボットの開発、ひいては人間の意識の解明を目指すという壮大なもの。

言葉の認識は単純なキーワードの対応ではなく、ネット上のコーパスから統計的に単語と感情の結びつきを算出することで用意されます(アルゴリズムの妥当性はともかく)。たとえば"LOVE"や"フレンド"なら「喜び」の表情を(上の画像。まだつっこまないで)、「爆弾」や「ブッシュ」なら恐怖の表情を浮かべることが可能(ハイどうぞ)。感情も単純な喜怒哀楽ではなくそのブレンドを(人間が読み取れるかはともかく)表現できます。

石黒教授のコピーロボットこと"HI-1"も相当の危険深度まで到達していましたが、動画をみるかぎりこちらの表情変化も着々と未知の領域に踏み込みつつあります。とはいえ、説にしたがえば気持ち悪いのはますます人間に近づいているということ。これ以上の谷底になにが待ち受けているのかはあまり考えたくありませんが、もはや不気味ではないロボットが完成する日もいつかきっと訪れるはず。僭越ながら提案させていただければ、この頭部に任意の言葉をかけてどんな表情を返すのか試せるウェブサイトや携帯アプリを作れば莫大な研究資金が得られるんじゃないでしょうか。

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