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Amazon Kindleハードウェア・試用インプレッション



Amazonの電子ブックリーダーKindleのハードウェア詳細、実機を試用した印象について。ひとつ前のギャラリー記事も参照。一番分かりやすいのはこちらの高解像度版プロモ動画(.mov, 146MB)を見ること。

まず、シンプル・ミニマルでボタンが少ないことが正しい価値観からすると絶望的に不格好な、ニュートラルに見てもかなり不思議な本体形状について。本体サイズは約190 x 135 x 17.8mmと比率的にそれほど分厚くもないものの、左右のエッジに非対称な傾斜がついているうえに断面は右に行くほど薄くなる独特の形をしています(続きに写真を掲載)。

これはベゾスCEOのいう「読書に集中しているとき、実体としての本は意識から消えて作者の言葉の世界に入り込む」体験をKindleでも再現すべく、左右どちらの手でも持ちやすく長時間の読書でも疲れない形状を追求した結果辿り着いた形状とされています。実際のホールド感は大ぶりのサイズや初代PSPに近い重量(約290g)からすればかなり良好。

また画面左右の張りだした部分はそのまま巨大なページ送り・戻しボタンになっており、これも左右どちらの手で持っても押しやすいデザインとなっています。短時間の試用では気になりませんでしたが、実際の使用状況によっては大きすぎて暴発するかもしれません。

メニュー選択など、ページ送り・戻し以外の主要なナビゲーションは両手で持ったときの右手親指部分に搭載されたホイールを使います。上下に回転させて選択、押し込んで決定という動作。

Kindleでおそらく一番目新しいのは、ホイールの上、E Inkディスプレイの右側に配置されている細長い帯状の部分。この部分はメインディスプレイと別の独立した液晶表示装置(polarized pneumatic LCD)になっており、ドットやバーを表示してカーソルやスクロールバーの役割を果たします。

主画面に書き換えの遅い電子インクディスプレイを採用しているため、カーソルやスクロールバー用に応答速度の速い別の表示装置を必要としたものと思われますが、実際に作動しているところは非常に独特。書き換え中に光が流れるような動作をするところなどはちょっとした演出効果すらあります。

画面下のQWERTYキーボード+数字キー+機能ボタンについては、本体からの突起はかなり浅いものの押しやすく、クリック感もあり。扇状のレイアウトでキー同士が離れていること、指先の感覚でキーの場所が掴めるため親指キーボードにありがちな誤タイプは避けられる印象。キーそのものが浅くロープロファイルなのは、例の「言葉に集中してハードウェアを忘れる」ことを追ったデザインなのかもしれません。

そのほかハードウェアについての細かい点は:
  • 内蔵メモリのほかSDカードで拡張可能。SDHCには(現状)非対応。ただコンテンツはAmazon側にバックアップされいつでも無料で落とせるため、実際の本体メモリ容量はそれほど問題にならないはず。
  • バッテリー容量は1530mAh。ユーザーが交換可能。
  • バッテリー駆動時間については、表示の保持ではなく書き換えに電力を消費する電子インクディスプレイの採用や無線データ通信など数値化が難しいためか、「一般的な使用状況で数日間」「無線をつねにONにして2日に一度充電」「無線を使わなければ一週間以上」といった表記。フル充電までは2時間。
  • 要求動作環境は「なし」。PCレスで単体動作するから。
  • E Inkディスプレイの視認性は良好。ただ、明かりがないと読めません。
  • 底面にUSBポート、3.5mmヘッドホンジャック。
  • 本体のほか付属品は「ブックカバー」、充電用ACアダプタ、USBケーブル。
さらに突っ込んだ使用感リポート、Kindleストア、どうやら10セント課金するらしい(!) 「メールでWord / PDFを送ってAmazonサーバで変換・バックアップ」サービスなどについては追って掲載します。Kindle関連記事はタグ:Kindleにて。


Read - Amazon.com、Kindle製品ページ
Read - Kindleストアトップ
Read - Kindleの落下テスト

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