ソニーが昨年発売した世界初の有機ELテレビ XEL-1は最薄部3mmの薄さ、暗所コントラスト比100万:1をはじめとする優れた映像品質などから話題を呼びましたが、有機ELディスプレイで必ず引き合いに出されるパネル寿命については公称と大きく異なる予測があるようです。NPDグループのディスプレイ産業調査企業DisplaySearchが公表したリポート OLED Characterization Report: Sony XEL-1 によると、XEL-1のOLEDパネルの予測寿命は白色(RGB)で約5000時間 ・ 一般的な動画でおよそ1万7000時間となり、ソニーの公称である3万時間を大幅に下回るとのこと。またRGBの各色で輝度の落ち方が大きく異なる"differential aging"の問題も指摘されています。

この場合の「寿命」とは輝度が半減するまでの時間を指し、XEL-1のパネル寿命は30000時間、すなわち毎日8時間使用しても輝度が半減するのは10年後であるとされてきました。一方DisplaySearchの実測では、1000時間後に青の輝度が12%、赤が7%、緑が8%低下しており、一般的な動画の表示で寿命を迎えるのはおよそ1万7000時間後(公称の約56%)であると予測されています。

具体的な計測条件、1000時間後の数値から輝度半減までの期間を求めた手法etcについて気になる方はDisplaySearchのリポートを購入してください。現実にどのくらい早死にするのか長生きするのかは5年あるいは10年経ってみなければ分かりませんが、11型で960 x 540解像度のテレビを20万円で購入するような層にとって重要なのは「世界初」「OLEDディスプレイ」という点であって、初物としての価値がなくなったころに暗くなっても別に構わないのではないでしょうか。

[Via Yahoo, thanks to everyone who sent this in]

ソニーの有機ELテレビXEL-1、寿命は公称の約半分という予測
広告

0 コメント

広告