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動画: 鏡音リン・レンACT. 2発表、クリプトン佐々木氏講演

kentaro
2008年5月29日, 午前03:00 in Dtm
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5月28・29日に神戸で開催されている、情報処理学会音楽情報科学研究会とヒューマンコンピュータインタラクション研究会の合同研究会にて、「初音ミク」の開発元、クリプトン・フューチャー・メディアの佐々木渉氏の講演がありましたので、その模様をレポートします。

会場には140名以上の参加者が詰めかけ、立ち見も出る程。講演の前の研究発表セッションでは、人間が実際に歌った歌からその「歌い方」を抽出して VOCALOID のチューニングパラメタに反映する「VocaListener」通称「ぼかりす」についての発表があったり、二人の違った声を混ぜて新しい声を作る「音声モーフィング」についての技術発表においても、人間の声と初音ミクの声とを合成した声の披露という空気を読んだデモがあり、客席は必要以上に温まり気味。さらにその前にはニコニコ動画に関係した研究発表が二件続けてなされるなど、会場のボルテージは妙な方向に盛り上がったところで、佐々木氏の招待講演が始まりました。(続きにビデオ・写真あり)

追記: 記事タイトルで佐々木氏のお名前を間違えて「小林氏」と掲載していました。大変失礼いたしました。
追記2: ヒューマンコンピュータインタラクション研究会の名前を間違って記載しておりました。大変失礼いたしました。

講演の前半は、初音ミクを開発するにあたっての方針などを、サンプラーマニアだった高校生の頃の思い出などを交えながら紹介。「刹那的」というキーワードを中心に、人工生命・先端技術の結晶としての「初音ミク」というキャラクターのデザインを、悲哀やはかなさといったところまで含めて考えた、とのこと。またニコニコ動画を中心に膨れ上がった「初音ミク現象」についての考察が述べられていました。

講演の後半では今後の展開を紹介。まずは、「鏡音リン・レン」のデータを調整した「鏡音リン・レン ACT. 2」の発表。基本的にはサンプリングされた声データはそのままに、音と音のつなぎ目部分で多くあった不自然さなどをチューニングを施して改良したもので、7月上旬より登録ユーザーへ郵送される予定とのこと。詳細は DTM マガジン7月号で発表予定。



会場では、ACT. 2 のデモが、細かいチューニングは切った状態で行われました。



またその他の予定としては、VOCALOID 2 のシリーズの第三弾を9〜10月に公開、第三弾以降の予定を10月以降に発表予定。



その他の大きな展望としては、今以上に細かいパラメータ調節を可能にする一方で、一度歌唱データを作ってしまえば、あとは音声データを切り替えるだけで声を変えて歌わせることができるようにするといった展開を考えていて、これはすでに発表されている「オンライン版 VOCALOID」に搭載できるようにしたいとのこと。



なお、オンライン版は実はすでにこっそり公開されているらしいという噂。

講演終了後の質疑応答時間では、初音ミクを遡ること4年前にやはり音声合成による歌声生成を実現したPS2用ゲーム「くまうた」の開発チームの一人(自動作曲ルーチン担当)から「くまうたについてどう思うか」という質問が飛び出るという微笑ましい一コマも。佐々木氏の返答によれば、場合によっては今後白い毛むくじゃらの VOCALOID も出してみたいとのこと。他にも会場にはニコニコ動画関係者あり、「ぼかりす」開発者あり、ニコニコ技術部員ありというカオスな状態でありました。

関連キーワード: DTM, features, vocaloid
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