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カエル型パペット電子楽器「ケロミン」を演奏してみた

kentaro
2008年7月26日, 午前04:00 in Features
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背中から手をつっこんで口をパクパクさせる人形、いわゆる「パペット」に楽器を仕込んだパペット電子楽器「ケロミン」の一般販売が始まったので、一匹購入して使ってみました。

ケロミンは、口を開閉することで音高を上下し、腕にあるボタンを押すことで音を出すことができます。内部はデジタル処理でディップスイッチにより音色やスケールの設定を変更可能。標準モードでは「ドレミ...」と音階を刻んで演奏することができますが、ケロミンの名に恥じず、設定を変えることでテルミンのように連続音階を奏でることができます(ただし1オクターブ48分割の疑似連続音階)。

毎日のように遊んでいますが、そこそこ弾けるようになるまでは割と手間はかからず。一人でカエルを抱えて演奏するのは思った以上に楽しいものです。ここから先、演奏の完成度の向上を図り人に聴かせられる演奏を目指すか、パペットの動きでウケを取りに行くか、思案のしどころ。テルミン系楽器 mod の傑作「マトリョミン」との合奏というのも楽しそうです。



続きに写真と細かい説明あり。


箱に入っているところ。



箱の中身。本体の他に、説明書や電池、手袋、ライン出力用の変換コネクタなどが入っています。


ケロミンのお腹。腹部にはスピーカ、右手内側には、

  • 音量調整ボタン
  • 半音ボタン
  • グリッサンドボタン

の三つのボタンと、MIDI/ライン出力兼用コネクタ。右手外側(冒頭写真参照)には、音高表示部とディップスイッチがあります。



背中を開いたところ。電池ボックスの蓋と電源スイッチが見えてます。

さてお待ちかねの細かい設定について。まずスケールについては、「ドレミファソラシド」がハ〜ロ長調の12種類に加えて、ヨナ抜き2種・ブルースノート・連続音階(テルミンモード)の計16種類。エクストリームが信条の Engadget としては当然テルミンモードをチョイスな訳ですが、元祖テルミンでは音が高いところと低いところでは一音上げるための距離が異なるのに対し、ケロミンではそれが一定なため、テルミンよりも操作は楽に感じます。ただし1オクターブ48分割と、本当の連続ではないため微妙な手の動きが音に反映されません。これは逆にいえば安定した演奏が可能ということでもあるので、賛否あるでしょう。

ディップスイッチで選択できる音色は16種類。オーソドックスな正弦波からリアルな蛙の鳴き声、人の声で「ケロケロ」と喋っているものまで各種揃っています。鳴き声の類はサンプリング音の再生速度を変えることで音程を変化させているので、高い音を鳴らすと「ケロケロ」のスピードも速くなり、何と鳴いているのかわかりにくくなります。

MIDI 出力があるので外部音源を接続して演奏することもできますが、連続音階モードにしていても半音ずつしか音階を変えることができません。あと、腕のボタンを押していないのにノートON/OFF 信号が出ることがあります。テルミンのような自由な音程を演奏する楽器と MIDI 規格とは少々相性が悪いこともあり、実装は難しいとは思いますが、さらなる改良を期待したいところです。

演奏しているところを見ていると誰もが気づくところですが、口の開閉は音階ではなく音量の調整に使った方が、よりそれらしくなるように思えます。実はディップスイッチの設定で、口とボタンとで役割を変更することもできます。つまり、口の開閉で音量を、ボタンにかかる力で音階を制御することができるのですが、ボタンにかける力で音階を調整するのは至難の技。まともに演奏するためには相当の訓練が必要です。ちなみにこのモードは「ハンドベルモード」という名前がついている通り、本来はケロミン奏者を並べて一人一音担当して曲を演奏することを前提としています(ボタンに力をかけていない時に出す音をディップスイッチで変更できる)。

パペットを抱えながらの演奏は思いのほか楽しく、ついケロミンの体を左右に揺らしてみたり、いろいろと振りつけをしてみたくなります。両手が演奏でふさがってしまうためケロミンの手足を自由に動かすのは難しいのですが、演奏の合間にちょっと手を振ったりするだけでも楽しさを増します。ただそれを人に見せてウケがとれるかどうかはまた別問題で、最悪、それが楽器でありライブで演奏しているのだということを理解してもらえず、ただの口パク芸だと思われるおそれがあります。パーティの余興で使う場合には十分気をつけましょう。
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