VAIO TZのリコールは44万台へ・ソニーは一年前から問題を把握

ソニーVAIO TZシリーズに異常発熱の恐れ、自主リコールの続報。2007年5月から2008年7月に製造されたVAIO TZシリーズに製造上の不備があり、異常発熱および外装が変形する恐れから自主回収・修理をおこなうというものでしたが、ソニーは昨年8月に問題の発生を把握していながら一年以上にわたって公表を怠っていたことが分かりました。この間に発生していた過熱事故は世界で209件、国内83件。うち負傷事故(軽い火傷)は7件、国内5件。リコール対象となるVAIOは世界で43万8000台、国内6万7000台。
ソニーがこうした事故について経済産業省に報告したのは今年8月。経産省は消費生活用製品安全法に基づき重大事故について報告を義務付けていますが(アップルジャパンがiPodの発火で報告を怠り厳重注意を受けた件)、VAIOの異常発熱事故はいずれも消防から火災と認定されていないため報告義務違反にはあたりません。
ただし経産省はメーカーに対して、重大事故にあたらない場合でも今後の事故を防止する観点からNITEへの報告を要請しており、事態の把握から一年後、世界で200件以上が発生してから報告というソニーの対応は「ことの重大性から見て適当ではない」(二階経産相)。
上は5日にほぼ三年来の安値をつけたソニーの株価チャート。円高や米国の相場などが大きな要因ですが、2006年末に世界のPCメーカーを巻き込んだ欠陥バッテリー騒ぎからの素晴らしい学習能力も材料になったと考えられます。 「後だし公表をしたら怒られた」>「怒られるからぎりぎりまで公表しない」という学習をしてしまったのかもしれません。






























