サムスン、SanDiskに総額約60億ドルの買収提案、SanDiskは拒絶
以前からSanDiskの買収へ向けて交渉中と噂されてきたサムスンが、1株あたり$26での買収提案を発表しました。サムスンによればこの価格はSanDiskの9月4日終値に対して93%のプレミアムとなり、発行株式数からすると総額は約60億ドルとなります。SanDiskの取締役会に向けた公開書簡にいわく、両社は買収・合併について過去4カ月にわたり交渉を続けてきたものの、「非現実的な期待」に固執するSanDiskには「深く失望した」。フラッシュメモリチップを主要事業のひとつとするサムスンにとって、サンディスクは毎年数百万ドルに上るライセンス費用を払い続けるくらいならいっそまるごと買ってしまいたい企業であることはご存じのとおり。
対するSanDiskの取締役会側は、全会一致でこの提案を拒絶する発表をおこなっています。いわく、買収案はSanDiskを企業価値を著しく過小評価しており、同社の保有するIPなど潜在的な企業価値を反映しておらず、外的要因による一時的な株価を利用するものに過ぎず、また両社のあいだでおこなわれているライセンス契約交渉に影響を与える手段とあると疑われる可能性がある云々。両社ともに株主利益にかなうのはこちらの案であるとするお定まりの主張です。サムスンの財務体質は比較的健全であるため本気ならばこのまま敵対的買収になだれ込む可能性もありますが、サンディスクにはおなじくフラッシュメモリ大手の東芝も興味を示しています。マイクロソフト x ヤフーよりもややこしいやり取りをまたお伝えすることになるかもしれません。
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