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デジタルメモ「ポメラ」 ファーストインプレッション

Ittousai , @Ittousai_ej
2008年10月24日, 午後02:31 in King Jim
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文庫本サイズで本体 370g、開けばノートサイズのフルQWERTYキーボードが現れる「デジタルメモ」ことpomeraのファーストインプレッションをお届けします。モノクロVGA液晶(バックライトなし、でも高コントラスト)・ATOK採用・2秒起動・microSDスロット・乾電池で20時間駆動といった基本は紹介記事を参照。外観は写真で見る系の記事にまかせて気になる点をさくっとまとめると:

エディタとして:
  • 動作はきわめて軽快。ノートPCの感覚で打鍵してもたつき・取りこぼしは感じられない。
  • 変換はATOKそのもの。非常に高速ながら、組み込まれている辞書はPCに比べて語数が少ない。
  • 編集機能はUndo, コピー / 切りとり / 貼りつけ / すべて選択、検索(上方、下方、大文字・小文字区別)・置換(逐次・一括)など一通り。シフト+方向で範囲選択、Ctrl + C / V / X / Fといったショートカットも通常のエディタ感覚で使える。
  • 編集時の特殊機能はF1で「付箋文」挿入、F2で現在日時挿入など。付箋文はしおりのようなもので、検索機能とは独立して1キーで挿入した点にジャンプ可能。タグジャンプではなくひとつだけ(デフォルトは★付箋文★、設定可能)。行番号指定ジャンプも可。
  • 同時に編集できる文書はひとつ。別の文書を開く場合は開くダイアログから。クリップボードの内容はファイルを跨いで保持される。
  • ユーザー辞書はmicroSDにインポート・エクスポート可能。
  • 変換してでない文字や記号はシフトJISコードから文字パレット入力。



ファイル操作:
  • ファイルメニューは新規作成・開く・上書き保存・名前を付けて保存のほか、ファイルコピー / ファイル移動 / 名前変更など。独立したファイラもしくはメモ管理画面のようなものはなく、開くやコピー系の操作ではファイル一覧ダイアログが現れる。ツリー管理といった機能はなし。
  • 編集できる最大サイズは1ファイル全角8000字 / 約16KBまで。それ以上のファイルをmicroSDに入れても開けない。
  • 本体メモリには 6ファイル 全角8000字なら6ファイルまで、microSDには容量まで保存可能 (訂正:「本体メモリに6ファイル」は最長の全角8000字 x 6ファイルが最大保存領域の意。短いファイルなら本体メモリにも多数保存できる)。ファイル選択系操作ではどちらかを左右で選択するものの基本的にはシームレスに扱える。microSDに直接保存・開くことが可能。
  • メモアプリでよくある、最初の一行や数文字から自動的にファイル名を生成するような機能はなし。
  • 辞書ファイルはエクスポート・インポートできるため、PCなどで作成した辞書を移植することが可能。ただし7文字の語・読みで100語までとサイズは小さい。短い言葉や読みならその分ワード数は増える。
ハードウェア:
  • 底面に非対称の突起(足)がいくつもあり、開閉ギミックやヒンジ部分など複雑な形状。四辺はまっすぐなのでポケットや鞄にひっかかりにくい。つるつるの天板部分以外は樹脂製・金属製の部分どちらもラバー仕上げ。大きめのポケットやかばんの中で動いても他のものを傷つけにくい。
  • スライドしつつ開く構造はかなり複雑なものの、精度は高く華奢な感じはない。
  • 液晶部分を本の表紙のように開く、二つ折りになったキーボード部分を開くの2アクションで素早く開閉可能。ただし片手では基本的に無理。
  • キーボードは左右に張り出すかたちになるものの、左半分には最初から足が付いておりAや左Shiftをいくら強く押してもひっくり返らない。
  • 右半分は折りたたまれて収納される構造上足がなくそのままでは浮いているが、本体底面に指一本で引き出せる「支え板」(アーム)がある。バネで先端が自動的に立ちあがり鍵盤の右側を支える構造。ただし、支え板をひきださなくても普通に打鍵する程度の力では安定している。エンターを思いきりひっぱたく人はアーム展開を推奨。
  • キーボードはミニノートと同等程度。Aspire oneやLetsnote Rシリーズよりやや幅が広い。Inspiron Mini 9などの詰まったキーボードよりは快適。
  • キーストロークは浅め。一般的なノート程度。キートップは平坦。
  • 開いたときの安定感・剛性はそれなり。カチッと音がするまで開ききること。
  • ディスプレイはおよそ数字の5から0の上あたり、ホームポジションからはやや右寄りに位置する。
  • バックライトがないため暗いところでは見えない。ただしコントラストは非常に高い。またF6キーだけでフォントサイズを3段階に切り替えられるため、最大の48ドットフォントなら光量が足りなくても視認性は多少補える。
  • ディスプレイはキーボードと平行になるまで完全に倒れる。
そのほか:
  • ATOKスタイルとMS-IMEスタイルは選択できるものの、キーの入れ替えやカスタマイズは不可。左CAPSとCTRLの入れ替えも無理。
  • 電源キーがキーボード上にあるため、完全に開いた状態にしないとONにできない。またキーボードを閉じることで自動的にOFFになるためONのまま閉じることも不可。つまり、ポケットから取り出して画面だけを開いてついさっきのメモを参照という使い方はできない。
  • キーボード以外には一切ボタンの類がない(開閉ギミックのラッチ開放ボタンを除く)。
  • キーボード閉じると電源オフなのに開いても自動的にオンにならない。開きはじめで電源が入れば展開し終わってホームポジションに手を置いたころには使えるはず。
  • ひざのうえで打つことも可能。ただし重心がディスプレイのヒンジ部分にあるため、不安定な足場では手前が浮く。画面を完全に開いて見下ろして打つ、あるいは雑誌や鞄のうえに載せれば無問題。
  • 立ったまま両手打ちは、

問題画像。
  • 曲芸的な意味ではかならずしも不可能でないこともなし。ただしそもそも中央から谷折りになる構造のため、右手はキーボードではなく引きだしたアームに指をひっかけてホールドする必要があり非常に不安定。止めましょう。
  • 片手で持って片手の指で打つ・ブラウズするのは可能といえば可能。microSDのささるスマートフォンやPCがあればそちらをビューアにしたほうが早い。
  • 追記:両手で持って親指打ちする際の問題は(※ そもそもしないように)、右手の指がアームに届くよう深く持たざるを得ず親指のリーチが短くなること。左手はキーボード端に軽く指をひっかけるだけで良いため、左親指にGHの列まで担当させればそれなりに打てる。
  • さらに追記:立ったまま安定して親指打ちする方法を発見。見下ろすのではなく持ったまま両手を高々と突き上げ天を仰ぐ姿勢をとることにより、本体の自重で折りたたみ機構を固定でき両親指の自由な運指が可能(命名:飛鳥の構え)。ただし一歩間違えれば顔面に落下してくる諸刃の剣。玄人にもお薦めできない。
印象としては名実ともに「メモ入力専用機」。テキストビューアとしては完全に開かないと電源も入らないこと、メモからメモに移動する方法がダイアログから開き直すしかない、 ある程度大きい文章は開けないなど不向き。基本機能のみの文章入力については、キーバインドの変更ができないこと以外は問題なく快適に使える。デジタルメモ参照機としては微妙。管理やブラウズと入力を分けるという思想に適応できるか否か。

ファーストインプレッションとしてはこんなところ。ここがもう少し違えばさらに使い方が広がったかも、という点が多いものの、「デジタルメモ入力機」としては充分期待に応える製品です。


 
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