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Engadget

MacクローンのPsystar「そもそもアップルはOS Xの著作権を持っていない」




(※ 今回はいわゆる「まとめサイト」フォーマットでお送りしています)

登場する団体

Psystar:Mac OS X「も」プリインストール出荷できるPC「Open Computer」やサーバ版「Open Serv」のメーカー。つまり非ライセンス Macクローン業者。

アップル:世紀のカリスマ スティーブ・ジョブズ総帥 (特技:RDフィールド。年俸:1ドル。嫌いなもの:ボタン) 率いるiPodやiPhoneの企業。「Mac」というパーソナルコンピュータも販売している。

米連邦地裁:いろいろな種類がある裁判所のひとつ。米国は訴訟社会らしいのでいつも大忙し。



これまでの流れ

・Psystar, 格安のMac OS X (も選べる) マシン Open Computerをアップルに無断で販売開始。ラックマウントサーバOpenServも売るよ!

・アップル、Psystarを著作権・商標権侵害、OS Xのエンドユーザーライセンス(EULA) 違反で訴える

・Psystar 反撃。OS XのEULA無効・互換機を許さないアップルの独占禁止法違反を訴える

秒速で却下される

・Psystar、今度は「そもそもアップルはOS Xの著作権を持っていない (登録していない)。よって訴える権利もない」と主張

アップル、裁判所、世界の見物人:( ゜д゜) << いまここ!



今回Psystarが持ち出してきた戦術(?)の背景をざっくり説明すると、米国でも日本とおなじく著作権は自動的に発生するものの、訴訟を起こして損害賠償を受けたりする際には役所に登録して権利の所在をはっきりさせる手続きがあります(登録済みで訴えればこうかはばつぐん)。

ただこれは登録していないからといって著作権を失ったり、無関係な誰かに盗られてしまうわけではありません。なのでさらにさかのぼってOS Xの「作者」がアップル以外であると主張したり、あるいはそもそも著作権が存在しないなどと主張するつもりがないかぎり、あくまで手続き上の不備を衝く法廷戦術にすぎません。

とはいえ不備は不備であり、もし真実ならアップルの主張の一部を無効にでき逆転裁判もびっくりのどんでん返しを決められる可能性もあります。というわけでloc.gov、米国議会図書館で著作権目録を検索してみると、

Mac OS X Leopard Version 10.5. - 登録者 Apple, Inc。登録日 2008年1月24日。公開2007年10月26日。
Mac OS X. - 登録者 Apple Computer, Inc (当時)。登録日 2001年6月22日。

どうみても登録済みです。専門家に聞いても「滅茶苦茶」「もし仮に本当ならまっさきに主張しているはず」。またPsystarは素人が弁護しているわけではなく大手の弁護士事務所と契約しており、本質的にはしょうもないテクニカルな戦術だとしても、おそらく多額の弁護費用を支払っている(と思われる)ことも意味が分かりません。時間稼ぎにもならずあっさり否定されるであろうというのが大方の予測ですが、こうなるとPsystarの次の一手にも期待したくなります。「OSの著作権そのものが違憲」あたりはいかがでしょうか。

[Via AppleInsider]

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