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仮想空間の物体を「むにゅっ」とできるAR Force



12月10~13日にシンガポールで開催されたSIGGRAPH ASIA 2008より、先端技術デモ展示のEmerging Technologiesやアート作品展示のArt Garalleyで見つけた面白いデバイスをお伝えします。CGやインタラクティブ技術の分野で世界有数のカンファレンス SIGGRAPHがアジアに上陸したのは今回がはじめて。

■力の向きと角度まで検出できるARマーカ「ARForce」

東京大学館研究室の城 堅誠さんと慶應義塾大学の筧康明さんが開発したARForceは、3次元上の位置と角度だけでなく、プレート状のマーカー自体に加えられた力のベクトルを検出することのできるARマーカー。ARToolKitや「電脳フィギュア」 などで使われているARマーカーは、印刷された画像パタンを使ってIDを認識し、3次元上の位置と角度を検出することができるもの。





とはいえARForceの場合どこにも画像のマーカーは見当たらず、プレートがあるのみです。一見ただのプレートに見えるのですが、中には再帰性反射材がグリッ ド状に配置されています。反射材はゲルで固定され、赤外線フィルタで覆われているのでこのような見た目に仕上がっているのですね。プレートを指で押すと再帰性反射材の配置が変化するので、押した場所の位置だけでなく、ベクトルも検出できるとのこと。




実際にARForceを使ったデモが2つ展示されていました。1つは TIEファイター 戦闘機の3DCGモデルを使ったシューティングゲーム。指でゲルを押すことで押した方向にビームを発射することができます。2つめは3DCGのキャラクター の手足を動かすアプリケーション。こちらもコミュニケーションツールなどに使えそうです。ゲルの使用感は心地よさを追求しているだけあって気持ちよいです。押したりつねったりした力のベクトルが検出できて、アプリケーションに利用できるってことはゲームの世界であんなことやこんなこともできるかもしれないと妄想が広がります。

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