現行3Gより「すべての動作が最大 2倍速い」もののプロセッサの仕様などは公開されていない iPhone 3G Sですが、ほぼ公式といえるソースに手がかりが見つかりました。画像はキャリア T-MobileのiPhone 仕様ページ。アップル公式にはない 「600 MHZ-processor」「256 RAM」の表記があります。iPhone 3G は 412MHz駆動のARM 11 CPUコアを備えたサムスン製 SoCと128MB RAMを載せていることが分かっており、3G SのRAM 2倍と600MHz プロセッサは発表前のリークやうわさでもくり返し登場していた数字です。

一方、アップルの公式発表で触れられている要素のひとつは3D グラフィックAPIの OepnGL ES 2.0をサポートすること (iPhone 3G S takes advantage of the OpenGL ES 2.0 standard for stunning high-quality 3D graphics)。3GのグラフィックコアはOpenGL ES 1.xまでしかサポートしない PowerVR MBXであるのに対して、3G Sは 2.0までハードウェアアクセラレーションが有効なPowerVR SGXを載せていると考えられます。

といった手がかりから、今のところ有力と考えられているのは600MHz + CPUコアとPowerVR SGXを備えた(サムスン製) SoC。条件を満たすものを既存の製品から探すと、下馬評通り S5PC100またはそのバリエーションと考えられます。 この場合、CPUコアも単に最大クロックが上がっただけでなく世代が新しく処理能力の高い Cortex A8が採用されており、「最大2倍」の表現もまあ無理がありません。おなじ組み合わせのプロセッサを採用しているのはスマートフォン Palm Pre、あるいはゲーム機の Pandora (こちらはおそらくグラフィック部分が少し上)。

とはいえ、実際の3G S採用チップがどんなクロックで動いているのか、PowerVR SGXファミリのうちどれを使っているのか etcはまだ不明。このあたりは実際の分解や今後の調査を待つ必要があります。また一応公式のT-Mobile側の仕様ページも「ネットを検索して上に来たサイトからコピペした」というおちかもしれません。
「最大2倍」速い iPhone 3G S、CPUは600MHz・RAM 256MB

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