視覚に障害があったとしても世の中を「見る」方法がなくなってしまうわけではありません。米Wicab社が開発中のBrainPortは、眼のかわりに舌を使うことで世界を見ることができるデバイス。カメラから得た映像データを舌で感知できる電気パルスに変換します。映像データは白黒に変換され、舌に乗せるキャンディーなるデバイスに転送、キャンディーは9平方センチの電極アレーになっており、映像の白い部分だけで電気パルスを発生させます。つまり白黒映像がそのまま刺激になって舌の上に現れるかたち。電気パルスというと物騒ですが、炭酸飲料やシャンパンがはじけるような感じだそうです。

はたしてそんなもので本当に「見える」のかということですが、実際に使ってみれば15分以内には情報が理解できるようになるそう。同社Aimee Arnoldussen氏いわく「自転車の練習と変わらない学習です。最初は奇妙に感じますが、時間がたてば馴染めるようになります」とのことです。実験ではこのデバイスを利用することで出入口やエレベータのボタンを見つけたり、手紙を読んだり、テーブルにあるコップやフォークを拾いあげたりといったことが可能になっています。Arnoldussen氏によれば「ある男性は、はじめて手紙が読めたとき泣きはじめた」。

BrainPortは現在、米国食品医薬品局へ承認申請中です。2009年の終わりには認可され、一台1万ドルくらいで販売される見込み。実際に使っているところを見てみたいという方、続きに掲載した動画は必見です。

[Thanks, Toy]



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視覚障害者のための舌で「見る」装置 BrainPort
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