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Engadget

PS3、来年のアップデートで「3Dモード」を実装 ・ 「すべての既存ゲーム」も立体視対応へ



IFAの記者会見ではストリンガーCEOみずからグループを挙げて家庭用 3D映像の提供に取り組むことを宣言したソニーが、プレイステーション3を使ったステレオ立体視ゲームのプレイアブルデモを披露しています。会場で展示されているのはすでにPSNでダウンロード販売されている反重力レースゲーム wipEout HD の 立体視バージョンなど。実際のプレイの様子は続きに掲載した動画で確認できます。(といっても立体視できるわけではありません)。

ソニーが来年から3D 対応BRAVIAで提供するのは フレームシーケンシャル方式の3D映像。視差の分ずれた画を交互に表示して、シャッターつきのメガネで左右それぞれの目に届けることによりステレオ立体視する方式 です。要は高速な表示に対応するディスプレイさえあれば(遅いとチラついたり左右の映像が混ざってしまう)、かつゲーム側が右目用と左目用に2倍のフレー ム数を出力すれば、原理的には現在のPS3でも3D立体視ゲームが楽しめることになります。PS3の3D立体視対応について、プレスリリースで触れられているのは以下の部分:
また、<ブラビア>に加え、"ブルーレイディスク"対応機器、パーソナルコンピューター"VAIO"、PlayStation®3などのハードウェアの 3D対応についても開発を進め、3D映画や3D立体視ゲームなど、豊富なコンテンツを家庭でお楽しみ頂けるよう、取り組んでいきます。
これについて、IFAのフロアではより踏み込んだ解説が聞けました。いわく「PS3は来年のソフトウェアアップデートで「3Dモード」の実装を予定しており、既存のタイトルを含むすべてのゲームで3Dに対応します」。






(上から続き) もともと3Dで描画されているタイトル (ステレオ立体視という意味でなく奥行きの表現があるという意味) だけならともかく「既存のすべてのタイトル」とは穏やかではありませんが、まあその場の説明として、既存のゲームでもソフトウェア的に立体視版が作れますよといった程度のニュアンスではないかと思われます。リアルタイムに3D描画しているゲームではそれほど大きな手間をかけずに立体視版ができることは、PCのNVIDIA 3D Vision対応ゲームがそれなりにあることでも分かるとおり(NVIDIA 3D Visionではパッチがなくても下流で勝手に3D化するため向き不向きがある)。少なくとも、高速ディスプレイとアクティブシャッターメガネさえ手に入れれば、現行のPS3をアップデートするだけで3Dが楽しめると確認できたのは嬉しい知らせです。

IFAのフロアで得た説明を念のためSCE(A)の担当者に確認してみたところ、回答は:「3D(立体視) 対応ゲームの発売については、現行のPS3でソフトウェアアップデートを通じたステレオ3Dが可能か否か技術的な調査を進めている段階です。現時点において、具体的な製品化の予定はありません」。

慎重な表現ですが、「現時点で」予定はないという広報的表現は値下げや新型のときと同じ。「将来においても」復活しないと異例の表現をしたPS2後方互換よりは安心して待てる答えです。来年以降のことを敢えて今から考えるとすれば、解像度や描画負荷が同一なら単純に2倍に増やさなければならない(あるいは半分に落ちてしまう) フレーム数のほうがよほど心配です (デモに使われていたwipEout HDやGT5 Prologueは PS3の3Dゲームでも例外的に優れた1080p / 60fps)。現行PS3での3D対応は10年プラットフォームである以上当然として、PS3と完全互換で2倍のfpsが出せるPS3.5やPS4に期待したいところです。

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