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ボストンの学校が図書館をデジタル化、書を捨て電子ブックリーダーに移行

Haruka Ueda
2009年9月8日, 午後04:50 in Cushing Academy
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ボストンにある学校が図書館にある2万冊以上の所蔵をやめ、電子ブックに完全移行しました。この大胆な決断を下したのはCushing Academyという名前のプレップスクール(私立の受験高校みたいなもの)。校長のJames Tracy氏はかなり急進的な人のようで、ボストングローブ紙に対し「本の前にあった巻物のように、私にとって本は時代遅れの技術である」「これは『華氏451度』とは違う。学生に読書をやめさせようとしているのではない。今日のトレンドを形作り、技術を最適化したことによる自然な結果なのだ」と答えています。華氏451度って? という方はお父さんにでも聞いてみて下さい。

というわけで従来の図書館にかわり50万ドルをかけて作られたのが「ラーニング・センター」。自然な結果としてインターネットに接続された大型テレビが3台、ノートPC持ち込みにぴったりの個人閲覧室があり、コーヒーショップも併設されています。肝心の電子ブックリーダーはアマゾン製とソニー製が計18台。さらに学生への配布も計画中です。一方、そもそも置き場がもうなかったという書籍は他の学校や図書館などへ寄贈されました。

賛否両論ある移行かと思いますが、それは現場の人達も同じ。「2万冊の本がある伝統的な図書館のかわりに、数百万冊の本にアクセスできるバーチャル図書館を私達は作りあげたのです」と語る校長に対し、「バーチャルになったとき本のなにかが失なわれます。本の匂い、感触、物理性は本当に特別なものです」と話す司書、「なぜ本を残したままデジタル化も進められなかったのか」と批判する歴史の先生、あるいは「デメリットよりもメリットの方が大きい。これは新時代のはじまり」と賛成する数学の先生、電子ブックリーダーはタダじゃないし耐久性も心配だし偶然の発見もないという全米図書館協会の中の人など、さまざまなコメントが記事に掲載されています。

本の未来、図書館の未来、所有の未来、いろいろなことを考えたくなる話です。紙の本と電子ブック、長い目で見て有効なのは実際どちらなのか。そもそも長い目で見たとき、紙の本を愛する読書家や紙の本を作る出版社というのが今後も存在し続けるのか、疑問もないわけではありません。

関連キーワード: Cushing Academy, CushingAcademy, ebook, library
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