iPodファミリーの刷新が発表されたit's only rock and roll イベントですが、新型iPod nanoにはビデオカメラなどあれこれ機能が増えたのに、iPod touchは大容量 / 高速化モデルが発表されただけでした。噂されたカメラ付きモデルはなぜ登場しなかったのか、New York TimesのDavid Pogue記者がイベント終了後にジョブズをつかまえて直接尋ねています。

ジョブズの答えは「iPod touchはゲーム機として考えているから、なるべく安くする必要があった」。実際イベント中でも「これまでで一番楽しいiPod」というキャッチコピーと共に、あれこれのゲームを強くアピールしていました。「はじめは、どうやってiPod touchを売り出せばいいのか確信がなかった。電話機能のないiPhoneなのか? 小型コンピュータなのか? ふたを開けてみて分かったのは、そして顧客が教えてくれたのは、これはゲーム機と見なされているということだった。だからゲーム機として売り出すことにした」ぜひカメラ付き携帯ゲーム機を出した人達と議論させてみたいものです。

記者はさらに誰もが抱いた疑問点、なぜiPod nanoは動画撮影ができるのに静止画撮影ができないのかについても尋ねています。こちらは技術的な問題だった、とジョブズ。静止画撮影に十分な解像度を持つセンサー、特にオートフォーカス機能を持つセンサーはnanoの薄型ボディに収めきれなかったということです。ふとっちょnano批判はもうこりごり、でしょうか。

最後に昨今の電子ブックリーダーについても質問。去年時点では電子ブックリーダーが流行するという見方に疑問を投げかけていたジョブズに、この一年で考えは変わったかと尋ねたところ「なにかに特化したデバイスもあるだろうし、特化することの利点もあるのだとは思う。しかし汎用的なデバイスが最後には勝つのではないか」と返答。また販売数が明らかにされないKindleを「ふつう、たくさん売ったときは、みんなに言いたくなるものなんだが」と引き合いに出して、電子ブック市場の規模はまだまだとコメントしています。たしかにイベントではiPod / iTunesの売れ行き自慢が山盛りでした。もうすこし太りたいが体調自体は万全というジョブズ、変わらぬ切れ味です。

iPod touchにカメラがないのは「ゲーム機だから」(ジョブズ談)
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