富士通のお家騒動、東証が事情調査へ。元社長の野副相談役は解任

富士通がなんだか大変なことになっています。(表に見える限りの)発端は、代表取締役社長(当時)だった野副州旦氏が昨年9月に辞任したこと。突然の辞任は野副氏の病気が理由とされていましたが、今月になって事実上の解任であったと野副氏が現経営陣を批判、社長辞任の取り消しを求めていることが各所の報道で明らかになりました。
一方、報道をうけて富士通は相談役に留まっていた野副氏の職を解任。さらに「一部報道について」というプレスリリースを発表しています。内容は:
- 野副氏が推進するプロジェクトに、氏と親交の深い、それでいて好ましくない風評を持つ企業グループが関与していた。
- 同企業との関係をやめるよう取締役や監査役が注意したのに関係を継続していた。
- 「FUJITSU Wayの最高の体現者」として好ましくないので、野副氏に解職or辞任の二者択一を要求した。同氏は辞任を選択。
- ちょうど野副氏が体調を崩していたので、辞任理由は病気と発表した。
というもの。「発表時点では全ての事情についてお伝えしなかった事については、事情ご賢察の上ご理解いただきたく存じます」という締めになっていますが、FUJITSU Way的になにが正しいコーポーレートガバナンスなのかはさておき、これでは病気で辞任という当初の説明は不正確だったと認めているようなものです。事情をご理解いただけなかったのか、さっそく東証が事実関係の調査に乗り出すと日経は報道。株価も下がっています。
社長の椅子を巡るお家騒動というのはテレビや小説ではお馴染みの話題ながら、これほどの大企業がこんな形で表沙汰にするとは驚きです。もっとも、同社は2008年にも小野敏彦副社長の解任を巡ってトラブルを経験したばかり。トラブルの可能性はInfiniteと身をもって示してくれているのかもしれません。ちなみに現社長は会長兼務の間塚道義氏。4月からは山本正己氏が社長に就任する予定です。





















