写真は19台を並べたところです。『本』型をした群体デバイスではありません。Qi Hardwareの 『本』(Ben) NanoNote は手のひらサイズのLinux ミニコンピュータ。ニンテンドー DSi より小さな 99 x 75 x 厚さ17.5mmの2つ折り筐体にQWERTYキーボードと3インチQVGAカラーディスプレイを備え、Linux (OpenWrt) ほか任意のOSを動かせます。中身は 最近のスマートフォンと比べれば非力な336MHz XBurst プロセッサ (MIPS系)、わずか32MBのRAM、2GB 内蔵フラッシュ、microSDスロット (SDHC対応) 、ミニUSB、スピーカーとマイク、ヘッドホンジャックなど。重さは126g。

これだけであれば99ドルという価格に相応 (以下?) の貧弱な組み込みレベルコンピュータですが、ポイントはデバイスドライバから回路図、さらにBoM (パーツと価格リスト) まですべてがGPL や CC-BY-SAなどのライセンスで公開されるオープンハードウェアであること。メーカー Qi Hardware はオープンスマートフォンOpenMokoを開発していたスタッフが中心となっており、目標が高すぎて頓挫した OpenMoko の教訓を活かしてまずはシンプルなコンピュータを土台 (大『本』) としてリリースし、そこからソフトウェア・ハードウェアともにコミュニティの力を活かして発展させてゆこう、との目論見です。

なので最初の『Ben』バージョン NanoNote は自分ですべていじって遊べる手ごろなおもちゃがほしい開発者、あるいは穢れたデバイスを使わない主義者向け。ご用がないかたやアプリユーザーにはこれだけあってもどうにもならない製品です。リンク先では1台99ドル、10台パック990ドルで販売中。続きは非力といっても3Dゲーム Quakeくらいは動きます動画。

source Sharism.cc, Qi Hardware

nanonote_quake
by tuxbrain