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iPhoneアプリの広告規約変更、AdMobは締め出し

Haruka Ueda
2010年6月10日, 午前06:11 in Apple
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アップルがとつぜん規約を変更し、開発者に新しい制限が課された問題......といっても思いあたるふしが複数あるかもしれませんが、とりあえずそのうちのひとつが緩和されました。変更されたのは、iPhone OSあらためiOS SDKの開発者規約3.3.9節。開発者がユーザの許可を得ずにアプリから収集したデータを利用する場合、利用用途をアプリ機能と直接関係あるものに制限するという内容で、機能と直接関係するとはいえない広告配信目的にはアプリから収集したデータを活用できなくなると話題になっていたものです。タイミング的にも、この制限の追加が4月の iPhone OS 4iAd 発表直後だったため、iPhoneのアプリ内広告を実質的にiAdに限定する気ではとか、ライバルであるGoogle傘下となったモバイル広告企業AdMobを締め出すつもりだとか言われていましたが、ジョブズは一転して先日のD8インタビューで広告目的のデータ収集を認めると発言(質疑応答の部分)、このたび利用規約もそのとおりに緩和されました。めでたしめでたし。

と、素直に終わらないのがアップルです。規約を読むと、広告目的でアプリ情報を収集・利用・公表できるのは「モバイル広告を主要ビジネスとする、独立系の広告サービスプロパイダ」であると書かれており、誰でもokというわけではないと読みとれます。そうすると独立系の広告サービスプロパイダってなんだという話になりますが、文面はそのあと、

たとえば、モバイル端末やモバイルOS、開発環境の開発または提供企業が、所有ないしは提携する広告サービスプロパイダは、アップルをのぞき、独立系とは見なされません。

と続きます。この規準に沿えば、モバイルOS(Android)を開発するGoogle所有の広告サービスプロパイダ AdMob はまさに非独立系。ここまで狙いうちをするくらいなら「※ただしGoogleはのぞく」とか「すべての行為はジョブズが許す限りにおいて許される」とか書いてくれたほうがマシのような気もしますが、この仁義のなさはモバイル広告市場がこれからの主戦場になるという期待の裏返しでしょうか。どんどん直接的になってきたアップル対Googleの先行きが気になります。



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