iPhone 4ディスプレイの黄ばみと並んで話題になっている「持ち方で感度が変わる」問題について、アップルから回答がありました。電波状況によって現象は変わるものの、確認されているのは iPhone 4 の左側面にある黒い線 (ステンレス帯の区切り) を覆うように持つことでアンテナが下がる、極端な場合は「左手で持つと圏外」になる現象です。

Engadgetが米アップルに直接問い合わせて得た回答は:
どの携帯電話でも、手に握ることはある程度のアンテナ性能減退を招きます。またアンテナの配置によって、特定の部分は別の部分より大きく影響します。もし iPhone 4 でこの現象を感じることがあったら、左下の黒い線の両側金属部分を覆うような持ち方を避けるか、単に多数出回っているケースのどれかを使ってください。(原文は続きに掲載)
つまり「左手でも持っても変わらないよ?」ユーザーの存在から仮説のあった特定個体の不具合でもソフトウェア上の問題でもなく、iPhone 4 設計上の仕様ということになります。それむしろ設計上の欠陥だよね?といいたくなりますが、ともかくもこのような回答です。

考えてみれば、アンテナを内蔵する機器では持ち方や向きによって感度が変わる (落ちる) ことは良くある話。たとえば Nexus One や アンテナデザインの異なる iPhone 3Gでも、電波状況により持ち方で感度が落ちる現象は報告されてきました。とすれば問題になるのは持ち方で変わることそのものよりも、変動も含めて総合的にアンテナ感度が使い物になるか、あるいは 同一ネットワークで iPhone 3GS あるいは別の携帯より落ちているか。

これについても電波状況による変動が大きいためうかつに断言はできませんが、米 AT&T(通話途中切れで悪名高い) で評価機を1週間以上使ったかぎりでは、むしろ 3GSより大幅に改善している結果でした。 そのほか英O2 や 日本ソフトバンクモバイルでの利用は期間が短いものの、端末としての感度はおそらく3GSより改善か変わらない印象です。電波が不安な場所では、左手でぐっと握ると5本が3本だったり3本が圏外になったり(ただ、同じ室内はそもそも別のソフトバンク携帯でもたまに圏外になる)。右手でもって黒い線に指がかかった状態では変化なし。

「Just avoid holding it in that way (そういう持ち方をしなければいい)」とのジョブズ回答には avoid that design と返しておくとして、極端に電波が悪い状況で電話を待っているときは、握りしめるよりポケットかテーブルに置くことが自衛策になりそうです。「左手で握ると圏外」のボーダー状況にあるユーザーには、アップルかソフトバンクがケースを配布してはいかがでしょうか。

Gripping any mobile phone will result in some attenuation of its antenna performance, with certain places being worse than others depending on the placement of the antennas. This is a fact of life for every wireless phone. If you ever experience this on your iPhone 4, avoid gripping it in the lower left corner in a way that covers both sides of the black strip in the metal band, or simply use one of many available cases..


英国版、キャリアO2でテスト。

こちらは「左手で持つと通話が途切れる」例。Insanely Great Macより。

こちらは iPhone 3Gで報告された「持ち方でアンテナ減」の減少。
アップル、iPhone 4の「左手で持つとアンテナ減」は仕様
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