Sponsored Contents

androidの最新記事

Image credit:

ジョブズ、Google Androidとの競争を語る:オープン対クローズドではなく分断 vs 統合

Ittousai , @Ittousai_ej
2010年10月19日, 午前10:02 in Android
290 シェア
43
4
149
0
94

注目記事

人気記事


アップルが第4四半期の業績を発表し、投資家やアナリスト向けのカンファレンスコールを開催しました。内容は売上 203億4000万ドル、純利益43億1000万ドル、一株当たり4.64ドル。売上も利益もアップル史上最高を記録しています。Macや iPod、iPhone, iPad, Apple TVの出荷台数や傾向についても興味深い報告がありましたが、驚きだったのは通常ならカンファレンスコールはほかの幹部にまかせて関わらないスティーブ・ジョブズが予告なしでいきなり参加し、タブレットやスマートフォン市場での競争について激しく語ったこと。

というわけで、全体から圧倒的ジョブズのターン!だった部分をとりいそぎお伝えします。最初の聞きどころはAndroid対 iPhone (iOS) の文脈でGoogleが繰り返す「オープン vs クローズド」、何度も繰り返されてきたように、最後には開かれたほうが勝つとの主張に対して。オープンは「分断」(fragmentation)、クローズドは「統合」(integrated)とお得意の再定義を披露し、ユーザーにとって良いのはどちらか?(アップルの統合に決まっている)と逆襲しています。

――

ジョブズ:「皆さんご存じのとおり、わたしはいつもなら投資家向けカンファレンスコールに参加しないが、アップル初の売上200億ドル四半期とあって顔を出さずにはいられなかった」。まず iPhone について。(BlackBerryの) RIMの直近四半期を軽く超えた。すでにRIMは追い越し、予測できるかぎり将来も追いつかれることはないだろう。RIMは安楽な環境から抜けだし、ソフトウェアプラットフォーム企業に変わる必要がある。

(下に続きます)


Googleについて:

残念ながらAndroid携帯については出荷のデータがない。われわれも知りたいと思っている。

Googleは「Androidはオープン、iOSとiPhoneはクローズド」と印象づけたいようだが、誠実ではないと思うし、二つのアプローチのあいだにある本質的な違いをごまかしている。たとえばオープンと聞いてすぐに思い浮かぶのは、あらゆるハードウェアで動いているWindowsだ。Windowsはどのマシンでもおなじインターフェースを備えているが、Androidは非常にバラバラで分断されている。Android端末メーカーは、最大の2社HTCもモトローラも含めて、独自のユーザーインターフェースを組み込んで差別化に利用している。ユーザーはこうした別々のインターフェースを習熟する必要がある。これ に対して iPhone はインターフェースがすべて同一。

Twitterアプリの TweetDeck が最近 Android版を公開した (注:ジョブズは誤ってTwitter Deckと呼んでいる)。彼らのユーザー統計データによると、100種類以上のAndroidソフトウェアと、244種類の端末が利用していた(※)。複数のハードウェアとソフトウェアが存在するのは開発者を尻込みさせる難題。多くのAndroidアプリは特定の端末で、特定のAndroidバージョンでなければ動かない。発売されて一年も経っていない端末でもこんなことが起きている。対する iPhone には二つしか存在しない。現行版と、ひとつ前のバージョン。

(※:この「244端末と100 バージョン」の実態については別記事を参照。TweetDeckのCEOはジョブズがこのデータを援用したことについて、「われわれがAndroidで開発するのは悪夢だなんていったか?否。言っていない。実際にそうではなかった」「Android版のTweetDeckを開発しているのは2人だけ。分断化の問題がいかに小さいか分かる」とまったく逆の主張をしている。)

AndroidにはGoogle運営のマーケットのほかVodafoneやAmazonなど少なくとも4つのアプリストアがあり、ユーザーは欲しいアプリを見つけるためにそれぞれを検索せねばならず、開発者は生活するためにそれぞれを相手にしなければならない。開発者にとってもユーザーにとってもひどく厄介なことになる。iPhoneでは統合されたApp Storeがある。

「オープン 対 クローズド」:

仮にGoogleの主張するとおり「クローズド対オープン」が問題だったとして、閉じたシステムが勝つことはないと言いたいのだとしても、マイクロソフトのPlaysForSureモデルという例がある (注:WM DRMで複数メーカーが参加した規格)。マイクロソフトでさえこの戦略は諦め、アップルの統合アプローチを採用した。

「オープン対クローズド」は、本当の問題から目を逸らすための煙幕というべきだろう。真の問題とは、分断と統合のどちらがユーザーにとってより良いのか、ということ。われわれは、統合がつねに分断に勝ると確信している。Googleがいかに「クローズド」と印象づけようと、アップルは統合アプローチを信じており、Googleがいかに「オープン」と主張しようとも、分断アプローチより優れていると考えている。

( 10インチがタブレットの最低サイズと主張するタブレット競争& 質疑応答編に続きます)

290 シェア
43
4
149
0
94

Sponsored Contents