ソニーが沈黙を守っているタブレット製品についての情報を入手しました。ソニーはプレス発表などでタブレットの投入計画は認めているものの、具体的な情報はこれまでほとんど明らかにしていません。複数の情報提供者によると、ソニーが開発中のタブレットはコードネーム " S1 "。開発はVAIO部門が担当します。ただしブランドはVAIOではない別の名称になる予定。主な仕様は画面サイズが9.4インチ。解像度 1280 x 800。プロセッサはNVIDIA Tegra 2。OSは Android 3.0 (3.x) Honeycomb

最大の特徴は雑誌を折り返したような " wrap " デザイン。バッテリーなどを折り返しの膨らみ部分に収めることで:
  • 片手でも持ちやすく、重心がグリップにあるため軽く感じる。
  • 主要な内部部品やコネクタ類は折り返し部分に集中しているため、画面部分を薄くできる。
  • テーブルに置いたとき、画面を見やすくタッチタイプもしやすい傾斜がつけられる。
といった利点があるとされています。(タブレットではありませんが、形状としてはアップルの Magic Trackpad を想像すると分かりやすいかもしれません)。情報提供者によると、S1はサイズも重さも iPadとほぼ同等であるものの、グリップのために感覚的に軽く「感じる」デザイン。当然ながら画面は回転するため、左手でも右手でも、また横持ちでも使えます。同様のデザインは昨年1月に発表された Androidタブレット Notion Ink Adamでも採用されていますが、円筒ヒンジデザインも多かったVAIOではおどろくような薄さを実現してきたソニーのこと、S1でも画面部分の薄さやデザインの完成度に期待したいところです。( Adamが膨らみデザインを採用したのは、薄型の大容量リチウムポリマー電池ではなく、より安価で仕入れやすい円筒状のバッテリーセルを採用したため)。S1の筐体がプラスチック製なのか、あるいはアルミなど別の素材なのかは不明。前面は iPadを含め多数のタブレットやノートとおなじく、画面部分とフチに段差がないフラットな光沢パネルを採用します。

そのほかハードウェア上の特徴は:
  • USB-A (ホスト) ポート搭載。USBメモリやカメラなど、外部のUSBデバイスを接続可能。
  • 物理ボタンはボリュームや電源ON / OFF のみ。Androidのボタンは備えない。( Honeycombからは画面下部のシステムバーに「戻る・ホーム・メニュー」の仮想キーが配置されるため)。
  • ただし、独立した「Q」ボタンの搭載を検討中。ソニーのデバイス横断オンラインサービス Qriocity にアクセスする。
  • IRエミッタを搭載。IRリモコン機器をコントロールするため。またソニーのBraviaは、Bravia Media Remoteアプリで無線LAN経由コントロールできる。
続きます。

ソフトウェアはAndroid 3.0 (3.x) Honeycombをベースに、ソニーのソフトウェアエンジニアが独自のUIへカスタマイズ中。ソニーのオンラインサービス Qriocity の利用が前面に出されており、映像や音楽、電子書籍、今後はゲームなどを Qriocity経由で楽しむための端末と位置づけられます。そのほかソニーユナイテッドな連携機能としては、iOS や Android向けに提供されている Bravia Media RemoteでテレビBraviaを始めAV機器をコントロールすることが可能。また Xperia PLAYのように PlayStation Certified 製品として、Android製品にソニーのプレイステーションコンテンツを展開する PlayStation Suite に対応します。

発売時期は内部でたびたび延期されており、現在は9月の出荷が計画されています。価格については、WiFi のみのモデルは iPadと同等が想定されていたものの、最近になって約100ドルほど上乗せした599ドルに変更されたとのこと。いずれにせよ、現在もまだ開発中の製品であり、上記のどの部分も最終決定ではありません。情報提供者によると、ソニーは " S1 " のほかにさらに別の Honeycombタブレットを開発しています。独自のデザインを備えるそちらについてもまもなくお伝えできる予定です。
ソニーのAndroid 3.0タブレットは " S1 "、9.4型でQriocityやプレイステーション対応

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