米国のスタートアップ企業 Lytro が、「写真革命への第一歩」をうたう新製品 Light Field カメラを年内に市販すると発表しました。Light Field カメラは主レンズとセンサーのあいだに多数のミニレンズ群 (Plenoptic Lens) を挟むことにより、多くの方向からの光線を同時に記録する技術。背景から手前まで撮影後に焦点を自在に変えられること、暗所撮影に強いこと、またひとつのセンサーで3D写真も撮影できることが特徴です。実際の様子は続きに貼りつけたFlashデモをどうぞ。クリックした任意の場所に焦点を合わせられます。

Lytro はスタンフォード大学在学中に Plenoptic カメラとLight Field写真を研究していたRen Ng 氏が創業した企業。2007年からステルスモードで活動を続け、複数のベンチャーキャピタルから5000万ドル近い出資を受けています。Light Field 写真そのものは90年代にはすでに研究されており、複数のカメラを使った撮影技術や、Plenoptic レンズを使った研究用・産業用のカメラなどもさまざまな企業が開発してきました。以前 Adobe がNVIDIAの GPU Technology カンファレンスで発表していたのも同種の技術。

Lytro は小型のカメラでLight Field 撮影を可能にする技術を開発しており、カメラメーカーへのライセンスではなく、みずから一般コンシューマー向けのカメラ販売に参入する点がおもしろいところです。創業CEO の Ren Ng 氏いわく、Lytro の民生用 Light Field カメラは年内に、「競争力のある」価格で販売される予定。


Lytro 企業ページ
AllThingD の紹介&インタビュー記事
Light Field Photography with a Hand-Held Plenoptic Camera ( 2005年の論文)










撮影後に焦点を変えられるLight Field カメラ、年内に一般向け製品化へ
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