かつてコンセプト段階で紹介したリアル「アウトラン」プロジェクトがいつのまにか走り出しました。アーティスト Garnet Hertz 氏の " OutRun " は、古典アーケードゲーム OutRun の筐体を本当に走るように改造した上、目の前の道を2Dのゲーム画面に変換表示することで「現実をゲームとして走る」プロジェクト。

車体は本物のセガ『OutRun』と電動ゴルフカートの部品から製作されており、ハンドルやアクセル・ブレーキはゲームセンターの筐体と同じものを使用します。最高速度はゲーム内よりほんの少し遅い時速約20km。フロントウィンドシールド部分にはゲーム筐体とおなじくディスプレイがはめ込まれており、車体前方に設置されたステレオカメラなどから前方の道を認識し、80年代の2D (疑似3D) レースゲーム画面として再構築します。実際に走っている様子は続きの動画をどうぞ。

プロジェクトの意義としては、仮想世界と現実の境界を扱うことを通じて、近年ますます発達しつつあるGPSや3D地図モデルに基づいたナビゲーションやAR技術の影響を探る、あるいは電動車椅子ユーザー向けのゲームを元にしたセラピーへの応用といった可能性が語られていますが、おそらくは「やりたかったから」「アウトランが好きだから」が主な動機かと思われます。作者はソフトウェア部分のみをモバイルアプリ化した " Lite " 版も構想中。こちらは惨事の可能性を考えるとさすがにセガから物言いがつくかもしれません。


走るリアル「アウトラン」筐体が完成、現実をゲーム化してドライブ
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