「キモ怖イイ四本足ロボ」だけで通じるようになってしまった BigDog / Alphadog のメーカー Boston Dynamics は、ヒューマノイド・タイプの兄弟分 PETMAN も開発しています。続きに掲載した動画では、新たに二本の腕を獲得してパワーアップ。箱から足が生えていたプロトタイプと比較してぐっと人間に近くなり、リアルな歩行から写真のような体操、さらに腕立て伏せまでが可能になりました。

蹴られてもついて歩く荷役ロボとして設計された BigDog が非整地での走破性という実用のため生物的な動きを取り入れているのに対して、PETMAN の設計思想は人間のプロポーションと動きの再現そのもの。といっても人間の兵士に混ざって戦闘に参加するためではなく(今のところは)、軍用の化学防護服をより現実的な環境でテストするため。人間の兵士とおなじように手足を動かし歩き匍匐することで、実使用に近い負荷を防護服に与え性能を計ることが目的です。そのためPETMANはリアルな動きだけでなく、テスト状況に応じた体温・湿度・発汗(!) といった機能まで与えられる予定。

続きの動画では BigDog でもおなじみ、小突かれて転倒しないよう踏ん張る様子が観られます。これから物理的な障害・妨害への反射行動が強化され、物理的・心理的ダメージを負った状況や複数での協調・協力行動のシミュレーションなどが組み込まれてゆけば、「ガラスの向こうで白衣を着ているやつ、およびその同類の排除」が根本的解決だと思い至る日も遠くはありません。



さらに進化したバージョンの予想図。