マイクロソフトが Windows 8 で使われる新しいWindows ロゴを発表しました。代を重ねるごとに豪華に複雑になってきた Windows ロゴの流れから一気に原点回帰するとともに、Windows 8 の特徴である " Metro スタイル " を反映したシンプルな単色ロゴになっています。デザインにかかわったのは大手のデザインコンサルタント企業 Pentagram。

新鮮な印象を受ける理由のひとつは、Windows 3.0 時代からの伝統だった「はためき」がなくなったこと。新ロゴを発表した Windows Team Blog によれば、Windows 8の開発初期にデザイナーやマーケティング関係者を集めて開いた会議の席で、Pentagram の Paula Scher 氏が尋ねたのは「窓なのになぜ旗?」。

マイクロソフトいわく、Windows ロゴはパーソナルコンピュータの進歩を反映しさまざまな要素を加えてきました。例えば象徴的な4色カラーや「はためき」効果 (Windows 3.0)、影やグラデーション (98 ~ 2000)、3D効果やプラスチックのような材質感 (XP)、AEROデザインを反映してガラスの透過と反射 (Vistaと7)など。

対して、Windows 8 ロゴデザインの目標として掲げられたのは " humble, yet confident. " (謙虚に、しかし堂々と)。結果はご覧のとおり。Metro スタイルのデザイン哲学に大きな影響を与えたというスイス・デザイン (または国際タイポグラフィ様式) を取り入れ、「空港や地下鉄の案内のような」見やすくすっきりしたフォントと、波うつかわりにパースがついた窓だけのシンプルな単色になっています。

影や反射など使っていない理由は、「Authentically Digital」(真にデジタル)という Metroスタイルの原則を反映したため。デジタルなのだから現実のガラスやプラスチックの質感を真似しないという理屈です。また「謙虚」さなのか、色はユーザーの変更を反映して変化するとのこと。

もっと大きなWindows ロゴ画像は続きをどうぞ。リンク先では歴代ロゴの解説と、新ロゴのさらに詳しい解説があります。(蛇足:どうしても思い出せないロゴはこちら)。

Xbox 360 や Windows Phone 7 ではすでに日本でも導入されている Metro スタイルですが、欧文のすっきりしたタイプフェイスの見出しはなかなか日本語で表現しづらいとの声もあります。ここはひとつ、案内表示で知られる修悦体の導入を検討してはいかがでしょうか。