国内 iTunes の大幅強化にあわせて、アップルが音楽データを iTunes 化するサービス iTunes Match を今年後半にスタートする意向を明らかにしました。PC Watch によれば、同社シニア・ディレクターのピーター・ロウ氏がインタビューで答えたとのこと。

先の iTunes 記事から繰り返しになりますが、アップルの音楽クラウドサービス iTunes in the Cloud は、あくまで iTunes から購入した楽曲データのみが対象です。このため iTunes で購入済のデータについては再ダウンロードや端末間での共有が可能になるものの、他の MP3 ストアで購入したデータや、CD からリッピングしたデータ(以下、自前データ)はクラウドで連携できません。このしくみは MP3 なら原則アップロードできるアマゾン Cloud Player や Google Music と比較すると、法的リスクの軽減にはなりますが、自前データを大量保有するユーザにとっては魅力減となります。

昨年、iTunes in the Cloud と同時に発表されていた iTunes Match は、こうした自前データを iTunes で購入したのと同等に、いわば「認定」してくれる有料サービス。すでにサービス開始中の米国では、手元の iTunes ライブラリにある自前データとアップルの1800万曲のカタログでマッチングを行い、一致したものについては 256Kbps・DRM なしの AAC ファイルが利用できるようになっています。手元の自前データをまるごとアップロードするわけではないので、高速に処理されるのもポイント。利用料金はデータの数に関わらず、年間24.99ドルです。

DRM フリーの iTunes Plus、クラウド連携の iTunes in the Cloud、そして既存データも iTunes 化させる iTunes Match。これらの連携により、アップル躍進の原点である音楽プラットフォームはさらに強固になったと言えます。また DRM なし AAC ファイルは Android などでも再生できますので、Android ユーザの iTunes 依存も高まるかもしれません。

追記:
西田宗千佳氏によるピーター・ロウ氏へのインタビュー記事が AV Watch に掲載されました。件の iTunes Match については「今年の後半には」「スタートしたいと考えています」とのこと。

アップル iTunes Match は国内でも今年後半に開始へ
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