本日3月16日、「新しい iPad」が日本を含む各国で発売を迎えました。初代 iPad / iPad 2との最大の差は、ピクセル数4倍・PPI (Pixel per Inch) で2倍の 2048 x 1536 解像度になった Retina Display。アップルがこのタイミングで iPad 版 iPhoto を投入したことが示すように、デジタル一眼はもちろん携帯カメラですらとうにフルHD超はあたりまえになっている写真コンテンツのビューア・編集デバイスとして強烈な威力を発揮します。

が、解像度そのものが一番良く分かるのは、色数で目がごまかされる写真よりもテキストの表示。iPhone 3GS から iPhone 4 移行時と同じように、「このご時世にいくらなんでも粗い」から「これならいける」を思い切りすっ飛ばして、ほとんどオーバーキルに至る差の比較は続きをどうぞ。(モバイルなどで見ている場合、下の比較写真をブラウザが補完縮小して実際より滑らかに見える場合があります。左右どちらも、拡大して見たときのギザギザがディスプレイの1ピクセルです。)

追記:新旧 iPad ディスプレイ対決、顕微鏡写真編
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Wikipedia 日本語版を Safari で表示したときの本文。左の新 iPad は拡大縮小なし、右の iPad 2 はピクセル等倍で拡大。



こちらは『アップル新 iPad vs iPad 2 詳細比較』の記事ページを開いた初期状態から、部分を拡大。左の新 iPad はスクリーンショットそのまま、右の iPad 2は補間なしのピクセル等倍。(上の本体写真部分がどちらも粗いのは、写真のソースがもともと粗いため)。

実際に使ってみると、これまでは「このサイズでは細かすぎて読めない」(この大きさでは綺麗になったとしても意味がない)と感じていたテキストが、実は「粗くて眼と脳に負担が大きくて読めなかった」と気づく場合が多数。

Safari はデフォルトのテキストサイズや拡大・整形表示が他のモバイルプラットフォームのブラウザを圧倒して優れていますが、アップルらしく細かな設定は存在しないため、サイトやレイアウトによっては微妙に手で調節を強いられる場合が少ないとはいえ存在していました。新 iPad の Retina なら、マルチコラムのレイアウトを全幅表示してほとんどのサイトはストレスなく読めます。リフローがあるとはかぎらない電子書籍やPDFも同様。

こちらは「マップ」アプリ。
Google マップは縮尺を小さく(ズームアウト) すると下のレベルの詳細情報を含まないタイルに切り替わるため、表示される情報量そのものは変わりません。上画像中の地名は一番小さく表示される状態。

右の iPad 2 でも認識できますが、それは「銀座線」や「羅紗」「医療」という単語を知っているから。たとえば「仁記念会和病院」のように簡単な文字でも、固有名詞を知らずに iPad 2 の実寸で見ると、ピンチズームしないとおそらく確認できません。新 iPad ではこのレベルの文字でもズームせず、全画面にわたって楽に視認可能。同様のことは地図に限らず、電子書籍でもウェブでもPDF文書でも、あらゆる固有名詞に当てはまります。
アップル 新 iPad 本日発売、旧 iPad と解像度比較

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