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NVIDIAのクラウドゲーム技術 GeForce GRID発表、レイテンシ短縮・サーバ効率向上

Ittousai , @Ittousai_ej
2012年5月16日, 午後06:27 in Cloud
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開催中のGPUテクノロジーカンファレンス (GTC) で、NVIDIA がクラウドゲーミングのためのGPU仮想化技術 NVIDIA GeForce GRIDを発表しました。GeForce GRIDは、同時に発表されたエンタープライズ向け仮想化GPUプラットフォーム NVIDIA VGX をゲーム向けに応用した技術。

データセンター側の Kepler ベースGPUボードで描画した結果をクライアントにストリーミングすることにより、非力なPCやタブレット、スマートテレビ、スマートフォンなどのデバイスでも、最新の外付けGPUを備えたゲーミングデスクトップPCと同等以上の高度なグラフィックでゲームが楽しめるとうたいます。

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クライアント側からは入力信号だけを送り、サーバからは描画結果を映像として返すクラウドゲーミングは従来からさまざまな試みがあり、 大手ではタブレット版クライアントや専用の「入出力だけゲーム機」を用意するOnLiveや、Facebook へフルPCゲームを埋め込むGaikai などがサービスを展開しています。

NVIDIA GeForce GRID の利点は、クラウドゲーミング最大の弱点であるレイテンシ(入力・描画までの遅延)を短縮すること、またサーバ側の効率を高めサービスそのもののコストを大きく下げること。NVIDIAいわく、「第一世代のクラウドゲーミング」では、サーバ側GPUの効率が低くCPUに処理を依存していたことから、ゲームそのものの演算処理のほか描画結果をキャプチャし映像としてエンコードする、ネットワークで転送する、クライアント側でデコードして表示する各ステップで遅延が発生していました。

対するNVIDIA GeForce GRID では、GPUの高性能に加えてオンチップの高速H.264エンコーダやNVIDIAのゲームキャプチャAPIにより、ゲームパイプライン・キャプチャとエンコード・ネットワーク転送の各段階を高速化することで、従来より30msの遅延短縮に成功したとしています。

またクラウドゲームプロバイダとの協力により主要都市の近くにサーバの設置を進め物理的な距離を短縮する、スマートTVのメーカーと協業してイーサネット端子経由の遅延を削ってもらうなど、パートナーとの連携も進めています。図はクラウドゲーミングの Gaikai にGeForce GRIDを導入した場合と、「第一世代クラウド」、およびローカルで接続したゲーム機とテレビでの遅延比較。ネットワークレイテンシがあるにしても、サーバ側のGeForce グリッドの能力が高いことで結果的に同程度の遅延に落とし込める、という主張です。

ハードウェアとしての GeForce GRID ボードの仕様は、Kepler GPU x2、CUDAコア 3072、シェーダー性能 4.7TFLOPS、メモリ8GB、メモリ帯域 320GB/秒、TDP 250Wなど。組み込みのH.264エンコーダでCPUの処理をオフロードした分の余裕でさらに多くのゲームを動かせること、GeForce Grid ボードの高い電力効率や仮想化GPUの動的なリソース分配により、「第一世代」クラウドではラックにつき28ゲームストリーム / 一本につき150Wを要していたところ、GeForce GRIDでは1ラックで84本のゲームストリームを走らせ75W / ゲームの電力しか消費しないとうたっています。

NVIDIAはさらに、このようにサーバ側のコストを下げることで、クラウドゲームプロバイダ各社はたとえば映像のストリーミング見放題サービスのように、月10ドル程度で多数のゲームが遊び放題の定額サービスを提供できるようになるとしています。


そのほかクラウドゲーミングそのものの一般的な利点としては、ゲームのインスタンスはサーバ側にあるためダウンロードやインストールの必要がない、セーブデータの同期もなく携帯からPCまで同じステートを引き継げる、5年単位で世代交代するまで固定性能のゲーム機と異なり、ローカル側は何もせずにクラウド側が最新のGPU技術に対応することなど。

また原理的に映像ストリーミングであるため、ゲームプレイの録画や配信、共有に向いた仕組みであることも、猫も杓子もソーシャルな昨今では重要な要素です。(プレーヤ側の帯域には負担なく、たとえばSNSなどでYouTube動画を貼るようにリアルタイムゲーム画面を共有して、ほかのプレーヤーがそのままブラウザから参加する etc)。



GTCでのデモに使われたのはLG製のスマートテレビと、会場から10マイル先にあるGaikai のサーバ。発表文の「わたしもお薦めします」コメントには Gaikai のほか Playcast Media System、Ubitus などゲームサービス企業、またカプコン、Epic、THQ といったゲーム開発企業が名を連ねています。GeForce GRID は年内のNVIDIA VGXと同時期以降に、Gaikai を始めとするサービスプロバイダ側から導入される見込みです。

Source: NVIDIA
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