iPad mini rumors resurface like so many leftovers, have production start in September

初代 iPad の発売前から続く「iPad ミニ」のうわさがまた再燃しています。リンク先の Wall Street JournalBloomberg が匿名の「詳しい筋」から得たという情報によると、アップルは画面サイズ8インチか以下の小型 iPad の生産をまもなく開始し、年内にも出荷する予定とのこと。発表時期は「10月までに」。

iPad mini (仮) そのものについては画面サイズ以外にほとんど情報がなく、新(現行) iPad のRetina ディスプレイは不採用とされているのみ。たしかに9.7インチの新 iPad ですら2048 x 1536 はかなり力業で製品化しており、仮に7インチで同解像度の液晶ディスプレイが調達できたとしても、DPIは iPhone 4 / 4Sすら凌ぐ約360 に、8インチでも iPhone 4 / 4S同等の約330dpi に達します。プロセッサやバッテリーなどを含めた総合的なバランスとコスト的にも、7インチAndroid勢の主流1280 x 800よりやや粗い1024 x 768で手を打ちそうではあります。

今年の2月あたりにWSJが伝えたうわさでは、アップルは8インチiPadに向けてAUOやLGなどディスプレイのサプライヤを選定中とされていました。今回の報道はそこから順当に進んで、例年はiPodの新機種発表があった秋に発表・年内発売らしいと更新しています。残りの部分は先日発表された Google の Nexus 7 と絡めて、タブレット市場の競争を改めて俯瞰する内容です。



さて、小型 iPad のうわさのたびにしつこく再掲している2010年のジョブズ発言は:

(iPad 競合タブレットについて問われて) まず、考慮に値する競争相手はごくわずかしかいない。そのすべてが7インチ画面だ。このサイズは優れたタブレットアプリを開発するには不十分。

7インチのタブレットは紙ヤスリも同梱しないと使い物にならない。ユーザーが指を1 / 4 サイズに削って操作できるように。アップルは広範なテストの結果、タブレットの最低サイズは10インチという結論に達した。

タブレットユーザーのポケットにはすでにスマートフォンがあることを考えれば、タブレットの画面サイズで妥協する意味がない。7型タブレットは中途半端。携帯としては大きすぎ、iPadと競争するには小さすぎる。(『ジョブズ、タブレットの将来を語る』 2010年10月18日)

これまた繰り返しで恐縮ですが、他社の製品や戦略を強く否定しておいて、後から「われわれはダメな部分を解決した」といって参入するのはアップルの常。ジョブズ本人も幾度となく繰り返しており、仮に小型 iPad が発表されたとしても、ことさらにジョブズ没後と関連づけて解釈するまでもありません。

いずれにせよ、7インチ級は米国で人気の Kindle Fire や Googleが初の独自ブランドタブレットとして投入する Nexus 7、国内でも売られているサムスン Galaxy Tab 7インチ系、あるいはもう少し小さい電子書籍リーダーなど、駆逐する相手には事欠かない分野。すでに iPhone や iPad を使っていても、片手で立って読んだりジャケットやコートのポケットに入るサイズが欲しいユーザーには気になる製品です。
小型 iPad のうわさ再燃、7~8インチで秋発表・年内発売?(WSJ報道)
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