John Carmack's Oculus Rift VR project hits kickstarter, developer kits start at $300
クラウド出資サイト Kickstarter で、初日に目標金額の数倍を達成したプロジェクトがまた現れました。米国のスタートアップ Oculus が開発する「Rift」は、ゲーム用途を想定したバーチャルリアリティ ヘッドセット。頭にくくりつけて映像に没入するヘッドマウントディスプレイに類する製品ですが、対角 110度に達する非常に広い視野と、超低遅延の6軸ヘッドトラッキング機能を特徴としています。

広視野角と低遅延から、「暗い空間に小さな画面が浮かぶ」のではなく前方視野を覆う3D映像と、上下左右を振り向いたり首を傾げれば自然にそちらが見える、ゲーム世界に踏み込んだような体験がうたい文句です。(参考までに、大人気でなかなか手に入らなかったソニーの映像向け3Dヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1は、ずっしり重い独自の光学レンズにより「45度の広視野角」を実現しています)。

Oculus Rift はすでに多数のプロトタイプを完成させており、体験した著名ゲーム開発者から絶賛に近い声が挙がっていることも注目点です。たとえば DOOM / QUAKE シリーズで知られる id Software のジョン・カーマックは「世界でもおそらく最高のVRデモ」と語り公に Rift を薦めるほか、Kickstarter 出資者用に Rift 対応ゲーム DOOM 3 BFG エディションを提供しています。

そのほかプレゼン動画に出演して支持を述べるのは、Epic Games のクリフ・ブレジンスキ、Unityゲームエンジンのデビッド・ヘルガソン、Valve のゲイブ・ニューウェル、そしてマイクロソフト / id / インテルを渡り歩き現在は Valve でウェアラブルコンピュータを研究するマイケル・アブラッシュなど。動画は続きに掲載しています。


Oculus Rift プロジェクトは Kickstarter での募集初日ですでに目標の25万ドルを大幅に超える70万ドル以上を調達していますが、出資受付は9月1日までのあと29日間続けられます。まだ売り切れていない出資メニューと成功時の見返り例を挙げれば、300ドル以上でRift の開発者向けハードウェア + 対応ゲーム DOOM 3 BFG +SDKやサンプルなど開発者センターフルアクセス (海外送料は+30ドル)。

あるいは335ドルで前述に加えてTシャツやポスターつき、500ドルでサイン入り開発版 Rift とTシャツ、ポスター、および DOOM 3 BFG とSDKなどなど。発送は(うまく行けば) 2012年12月の予定。100セット限定で組み立て式の Rift が1か月早く届いて275ドルのコースもありましたが、あっさり売り切れています。

今回の出資者に届けられる (見込み) の開発版 Rift の仕様は:

6軸ヘッドトラッキング
視野角 対角110度 / 水平90度
解像度 1280 x 800 (3D表示は片目につき640 x 800)
入力系統 DVI / HDMI、USB
重量 220g以下

SDKではUnreal Engine やモバイル向けの Unityなど一般的なゲームエンジンに初日から対応を予定しており、PCやモバイルでゲームを製作したことがある開発者ならば比較的容易に Rift 対応を組み込めるとしています。

Oculus Rift (Kickstarter)
ゲーム特化の広視野角VRヘッドマウントディスプレイ Oculus Rift、初日で70万ドルをクラウド調達
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