Samsung's defense against Apple patents begins with DiamondTouch table, LiveTile UI prior art


米国の連邦地裁で続くアップル vs サムスン裁判より。先週のアップルのターンに続いて、今度はサムスンが反撃を開始しました。サムスン側に招かれた専門家が示したのは、アップルの特許に対する先行例 (にあたるとサムスンが考える技術)。

まず米メリーランド大の Benjamin Bederson 教授が、2004年にWindows Mobile 上で開発されたユーザーインターフェース " LaunchTile " をデモしています。LauchTile は名称のとおりタイル状にさまざまなアプリが並び、タップでズームインしてビューを切り替えて表示する実験的な UI です。(動画は下に掲載)。

もうひとつの先行技術は、三菱電機の研究拠点 MERL が2001年に開発したマルチタッチテーブル " DiamondTouch " 。ダイヤモンドタッチはマイクロソフトの Surface / 現 PixelSense に似た大型のテーブルコンピュータで、仕組みとしては外部のコンピュータで演算した内容をテーブル上にプロジェクタで表示し、テーブル側をタッチ入力装置として使います。

仕組みはともかく問題なのは、アップルがサムスンへのライセンス料金要求の根拠としている特許のうち、マルチタッチジェスチャやバウンススクロールに近い技術を DiamondTouch が実装していたこと。「二本指でつまんでズームイン / アウト」は fractal zoom の名称で、また画面外にはみ出たコンテンツ(写真)をびよんと戻す挙動は tablecloth の名前で、すでにDiamondTouch が実現していたとしています。

さらに DiamondTouch を開発した MERL のAdam Bogue 氏によれば、同氏は2003年に、アップル本社に招かれて技術者に対してDiamondTouch を実演していたとのこと。





Bogue 氏はアップルのとのミーティングについて、場所はアップル本社だったこと、アップルからは5,6人のエンジニアが出席したと証言しました。またDiamondTouch は MERL のロビーに誰でも触れられる形で展示してあったこと、さらに産業用途で実際に販売もされた (ので公知の技術であった) とも語っています。

もちろんアップル側の弁護士も黙ってはおらず、アップル本社でのデモには問題のUIが含まれていなかった、また Tablecloth は画面外に出そうになった写真を元の場所に戻すだけで、iOSでリストを端までスクロールしたときのように画面をぴったり埋める形に戻るわけではない (ので別の技術であり、アップルの特許を覆すにはあたらない) などと反論したと伝えられています。
サムスン反撃開始、アップル特許の先行例を提示。三菱のマルチタッチテーブルなど
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