THX sues Apple over speaker patent

映画館などの音響規格で知られるTHXが、iPhone や iPad 、iMac などの製品で薄型スピーカー配置技術の特許権を侵害されたとして、ロイヤリティおよび損害賠償の支払いを求めて米国連邦地裁にアップルを提訴しました。

訴状によると、問題の特許は THX が 2004年に出願し2008年に取得した " Narrow profile speaker configurations and systems "。薄型テレビやコンピュータなど、スピーカー用の大きな開口部を設けられない場合、スピーカーの正面を遮る面 (たとえば機器の筐体) を反射板として、側面のスリットなどに音を導いて鳴らす配置とシステム構成についての特許です。


THXの訴状によれば、アップルは iPhone 4 以降や iPad、iMac などの製品で意図的にTHXの特許権を侵害し損害を与えており、正当なロイヤリティの支払いまたは損害賠償を求めるとしています。

写真はディスプレイ下のエッジ部分に細いスリット状のスピーカーグリルを備えた薄型 iMac。正面ではなく側面の細い開口部から音が鳴る構成そのものは iPhone でも iPad でもおなじみです。下は問題の特許より、薄型の筐体にサンドイッチ状態で配置されたスピーカーと、側面スリットまでの導音路を示した図。

単に「正面ではなく横から音を出す」の特許を与えられたわけではなく、側面までの導音路を設けた場合のさまざまな構成や、複数スピーカー時の位相・遅延対策など、具体的な手法が多数含まれています。

THX は訴訟について照会したリンク先 Bloomberg に対して、係争中につきコメントできないとテンプレ回答を返しています。アップルもノーコメント。単純に「スピーカーの側面から音を出す仕組み」ならすべてアウトというわけでもなく、また実際の審理にまで持ち込まれるかその前に解決するかも分かりませんが、仮にTHXの訴えが認められた場合、自社製品のほとんどで薄型を売りにするアップルは困ったことになりそうです。
THX、薄型スピーカー配置特許でアップルを提訴。iPhone や iPad、iMacが侵害と主張
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