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フルUbuntuとAndroidが走る超ハイエンド携帯 Ubuntu Edge 計画、クラウド調達目標は3200万ドル

Ittousai , @Ittousai_ej
2013年7月23日, 午後03:01 in Android
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デスクトップ Linuxの最大派閥 Ubuntu を主導する Canonical (カノニカル)が、野心的なスマートフォン開発プロジェクト Ubuntu Edge を発表しました。

Ubuntu Edge は市販の携帯電話には採用されない最先端のハードウェア技術を導入し、またUbuntu と Android のデュアルOSにより、フル機能のデスクトップPCとしても使える超高性能スマートフォンを開発する計画。

Gallery: Ubuntu Edge コンセプト | 4 Photos




カノニカルでは以前からスマートフォン向けの Ubuntu Mobile を開発しており、各国の通信キャリアや端末メーカーとのパートナーシップを通じて Ubuntu携帯の製品化に向けた取り組みを続けています。

しかし Ubuntu Edge はそうした一般向け製品とは別に、まだ量産品には採用されていない最先端の技術を投入し、少数生産ながら「ただのハイエンド」を大きく凌駕する超高性能モバイル端末になる予定です。カノニカルのCEO マーク・シャトルワース氏いわく、Ubuntu Edge は自動車業界で言う F1マシン。

プロジェクトを発足させた経緯としては、カノニカルが Ubuntu 携帯の製品化に向けて端末メーカーと協業するうち、画期的な新技術が存在しているにもかかわらず、実際の製品に採用されるまでに長い時間差があると気づいたことを挙げています。


スマートフォン業界のメーカーは数百万台といった多数の端末を販売してコストを抑えることを前提とするため、たとえ「ハイエンド」に属するモデルであっても、大量生産が実証されている保守的な技術や部品のみを使い、性能的にもコスト的にも量産品として妥当な範囲で作られることになります。シャトルワース氏いわく、これは「(F1ドライバーのような)エキスパートでも、みな市販のセダンを運転するようなもの」。

これに対して、Ubuntu Edge は開発者やエンスージアストなユーザーを対象に、技術的にも性能的にもマスマーケット向けではない特別な端末を少数生産することで、自動車業界のF1と同じく新技術のテストベッドの役割を持たせ、メインストリームへ導入されるタイムラグを短縮することが目的です。


具体的なハードウェア仕様はまだ確定していないものの、羅列すれば:

・(開発時点で手に入る)最速のマルチコアCPU
・少なくとも4GB RAM
・128GB SSD
・4.5インチ1280 x 720 HDディスプレイ
・サファイアクリスタルパネル
・8MPカメラ(感度重視)、2MP前面カメラ
・デュアルLTEアンテナ
・デュアルバンド802.11n WiFi
・Bluetooth 4.0
・NFC
・MHL接続
・シリコン負極リチウムイオン電池
・ステレオスピーカー(HDオーディオ)、デュアルマイク、アクティブノイズキャンセル対応
・アモルファス金属ユニボディ筐体 (64 x 9 x 124mm)

などなど。

数字を見るとどこが「ただのハイエンドを超える」のか不審に思う点もありますが、これについてはシャトルワース氏みずから解説しています。たとえば4.5インチ1280 x 720ディスプレイについては、4.5インチは Ubuntu Mobile OS で快適な片手操作ができることから決定したサイズ。

フルHDでないことについては、スマートフォンディスプレイの高精細化競争はかつてのデジタルカメラのメガピクセル競争のように無意味なもので、300ppi以上は利便性より負荷のほうが上回るため、解像度よりも色再現性や輝度、コントラストに優れたディスプレイを採用するとのこと。

背面カメラの画素数が8MPなのも、撮影用の照明がない日常で使うカメラとして、画素数よりも暗所撮影機能を優先したため。


OSについては、Androidと Ubuntu を両方搭載。Androidに対応することで、従来のスマートフォン向けのアプリ資産をそのまま活かすことができ、初日から実用できるとしています。

またMHLなどで外部モニタに接続すれば、そのままフル機能の Ubuntu デスクトップとしても利用可能 (にする予定)。AndroidとUbuntu はファイルやデータを共用できるほか、Ubuntu と Android を共通のカーネルで同時に走らせる Ubuntu for Android技術を用いることで、デスクトップとして使っているときにウィンドウでAndroidアプリを動かしたり、携帯に着信したメッセージなどをデスクトップに表示して返答するといったことも可能になる計画です。


さて、ではこの大手メーカーのビジネスモデルに乗らない「F1マシン」をどうやって作るのかといえば、実際にこの Ubuntu Edge が実現すればぜひ使いたいという潜在ユーザーからの直接の出資を集めるクラウドファンディングの仕組みを利用します。目標金額は3200万ドル。仮に成功すれば、クラウドファンディングサービス Indiegogo 史上でも最高の調達額になります。

出資と成功時の見返りは、830ドルでUbuntu Edge 1台。初日限定・5000口限定で1台600ドルのコースもありましたがすでに完売しています。出資募集の締め切りはあと30日、現時点で集まったのは約1/10にあたる318万ドル前後。

仮に3200万ドルという額を達成すれば、出資者への見返りの数量分だけ Ubuntu Edge が生産されることになります。(あるいは、される可能性が出てくるというべきか)。リンク先プロジェクトページの FAQによれば、ここまで多額の出資が必要なのは、やはりある程度の量産効果を見込んで価格を下げるため。

クラウドファンディングの歴史を変えかねない目標額が本当に達成できるのか実に気になりますが、シャトルワース本人は「もし成功すれば毎年繰り返して、市販の端末より常に先を行くことも」などと眼をキラキラ輝かせつつ語っておられます。

なおカノニカルのマーク・シャトルワース氏といえば、自費で民間2番目の宇宙旅行者になったことでも知られる南ア出身の大富豪。「本当は自分用に1台だけ作るつもりだったけど、せっかくだからみんなにも聞いてみた」「足りなかったら残りは出せる」とでも思っているのかもしれません。

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