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ノキア Lumia 1020 レビュー:大型センサ4100万画素カメラの実力、豊富な撮影アプリ

Brother Hawk
2013年10月8日, 午前05:45 in Camera
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Windows Phone 8 スマートフォン Nokia Lumia 1020 のレビュー 2回目をお届けします。前回の本体編では、Lumia 1020のカメラ以外の部分について解説しました。今回はいよいよカメラ編ということで、デジカメ級の大型センサと画素数を持つ「PureView」カメラについて書いてみたいと思います。カメラを活かす撮影アプリも、Nokia Pro Cam や Nokia Smart Camなど、同社独自の技術が詰まったスマートフォンに仕上がっています。

言語+地域は日本もOK

カメラの話の前にOSの話を少ししたいと思います。NokiaのLumiaシリーズが搭載するWindows Phone 8(以降WP8)は、標準で「言語+地域」に日本を設定可能です(メーカーによっては日本を設定出来ない機種もあります)。従ってシステムの表示はもちろん、日本語入力にも対応し、まるで国内で購入したような気分になります。

初期起動時、ホーム画面に配置してあるライブタイルは、電話、メッセージング、Internet Explorer、メール、ストア、People、Office、HERE Drive+、Nokia Pro Cam、Nokia Smart Cam、Nokia Cinemagrph、トップアプリ、HERE Maps、Nokia音楽、カレンダー、フォト、ミュージック+ビデオ、ゲームです。小/標準/横長の配置、そしてタイル上での情報表示は、WP8独特の雰囲気があります。


初期起動直後のホーム画面とアプリ画面(1/3)


初期起動直後のアプリ画面(2/3、3/3)とNokiaエクスクルーシブアプリ

先のライブタイルと一部重複しますが、インストール済のアプリは、アラーム、ウォレット、カメラ、カレンダー、ゲーム、ストア、トップアプリ、フォト、ヘルプ+使い方、ミュージック+ビデオ、メッセージング、設定、電卓、電話、AccuWeather、Angry Birds Roots、Data Sense、Facebook、HERE Drive+、HERE Maps、HERE Transit、Internet Explorer、Nokia Care、Nokia Cinemagrph、Nokia Pro Cam、Nokia Smart Cam、Nokia音楽、Office、OneNote、People、PhotoBeamer、Transfer my Data。

またストアとは別に、見せ方が違うノキア製のトップアプリがあり、その中のコレクションには、Nokiaエクスクルーシブなアプリ一覧があります。多くの場合、カテゴリによってアイコンが色分けされ、紫色はカメラ系となります。Nokia Cinemagrph以外はプリインストールされていませんので、必要に応じてダウンロードすればいいでしょう。

そして、この紫色のアプリとしてこれからご紹介するメインのカメラアプリ、Nokia Pro CamとNokia Smart Camがあります。

カメラのハードウェアとNokia Pro Cam、Nokia Smart Cam

本体編で少し触れましたが、Lumia 1020 のカメラは 4100万画素センサーの「PureView」カメラです。センサーサイズは1/1.5inch、有効画素数は約3800万画素。Carl Zeiss Tessarレンズを搭載し、f/2.2、6枚レンズ構成です。焦点距離は35mm判換算で26mm相当。単焦点レンズなので、ズームはデジタルズーム(3倍)となります。最短撮影距離は15cm。フラッシュは多くのスマートフォンが採用するLEDライトではなく、カメラらしいキセノンフラッシュで4mまでカバーします。また光学手ブレ補正にも対応します。

有効最大画素数は約3800万画素。最大出力サイズ7712×5360ピクセルまで対応可能ですが、実際の出力としては、16:9と4:3の縦横比のみになっている関係で、前者は7712×4352ピクセル、後者は7136×5360ピクセルと、一部削られます。

参考までにLumia 920は、センサーサイズ1/3.2inch、f/2.0、5枚レンズ構成です。焦点距離は35mm判換算で26mm相当、最短撮影距離は8cm。光学手ブレ補正対応。

Lumia 925は、センサーサイズ1/3inch、6枚レンズ構成で他はLumia 920と同じです。レンズは全てCarl Zeiss Tessarを搭載しています。

Lumia 1020で撮影して1つだけ戸惑ったのは、最短撮影距離でした。Lumia 1020が15cmなのに対してLumia 920は8cmなので、Lumia 1020の場合は花などをマクロ撮影する際にLumia 920と同じ調子でグッと寄れないのです。他のスペックは全てLumia 1020が勝っているだけに残念な部分です。f/2.2かf/2.0かの違いもあると思いましたが、暗いところはLumia 1020の方がうまく写ります。


Nokia Pro Cam

前置きが長くなりましたが、いよいよNokia Pro Camの説明に入りたいと思います。まずは画面キャプチャをご覧下さい。

上部に、フラッシュ(オート/オン/フォーカスライトのみ/フォーカスライトなし/オフ)、ホワイトバランス(オート/曇り/晴れ/蛍光灯/タングステン)、フォーカス(auto~無限遠/m単位)、ISO感度(auto、100~4000)、シャッタースピード(auto、1/16000~4秒)、露出補正(-3.0~+3.0)のアイコンが見えます。ここをタップすると、コントロールサークルが表示されます(この例では露出補正)。調整できる項目も豊富で正にプロライクです。

通常はフルオートで、場合によって露出補正やホワイトバランスを固定、こだわりの1枚は全項目を操作......と、使い分けが可能となります。もちろんライブビューで即結果を確認できますので、イメージ通りの撮影ができます。


Nokia Pro Cam/メニュー、露出ブラケット、画像

さらにメニューから、シャッター遅延のON/OFF、露出ブラケット(-0.5EV~+0.5EV/-1EV~+1EV/-2EV~+2EV)の設定も可能です。画像では、フレームグリッド(オフ/三分割/黄金分割/十字線/スクエア)、縦横比(16:9/4:3)、撮影モード(JPEG:5MP/JPEG:5MP+34MP)、顔を検出(オン/オフ)などにも対応しています。


撮影した画像ファイル一覧

スマートフォンに4100万画素ものセンサーが必要なのかと思われる方も多いでしょう。その解の一つが、オーバーサンプリングによって7つの画素を1画素として合成し500万画素の画像を得る手法です。500万画素のカメラで500万画素の写真を得るより、ノイズを抑え、よりシャープに写ります。先のメニューでJPEG:5MP/JPEG:5MP+34MPを選べるのもこのためです。通常はJPEG:5MPを選択し撮影すれば、想像以上に綺麗な写真が撮れます。なお16:9の時、500万画素の写真は3072×1728ピクセルとなります。

またファイル一覧にあるように、JPEG:5MP+34MPで撮影すると、5MPと34MPのファイルが同時に作られ、34MPの写真は、ファイル名に__highresがつきます。サイズも随分違うのが分かります。


Nokia Pro Cam/ビデオ、フォト+カメラ、他のレンズを探す

動画は、1080p/30fps、1080p/25fps、1080p/24fps、720p/30fps、720p/25fps、720p/24fpsの設定が可能。オーディオベースフィルターは録画時における低域のカットでオフ/100Hz/200Hzが選べます。

設定のフォト+カメラで、カメラボタンを押した時に起動するカメラアプリを選択できます。レンズアプリはカメラの機能拡張用です。


f/2.2, ISO100, 1/1639秒(明るい例)
掲載サイズに縮小/500万画素で等倍/3400万画素で等倍


f/2.2, ISO800, 1/5秒(暗い例)
掲載サイズに縮小/500万画素で等倍/3400万画素で等倍

実際に撮った写真を比較しやすいよう、部分的に切り出したのがこの写真です。上は明るい場所(f/2.2, ISO100, 1/1639秒)。左から、掲載サイズ(206×349ピクセル)に縮小、500万画素の画像から206×349ピクセルを切り出したもの、3400万画素の画像から206×349ピクセルを切り出したものとなります。

下は暗い場所です(f/2.2, ISO800, 1/5秒)。どちらも中央の500万画素からの等倍で切り出した写真が、非常に細かい描写でノイズレスなのが分かります。オーバーサンプリングの効果と言えるでしょう。


デジタル3倍ズーム(どちらも掲載サイズに縮小)

これは3倍デジタルズームとズーム無しの比較です。デジタルズームした場合の画素数は500万画素となります。面白いことに、JPEG:5MP+34MPの設定の場合、デジタルズームを使っても、その元となる3400万画素の写真も同時に保存されます。

スマートフォンに4100万画素ものセンサーが必要なのか?の二つ目の解がこのデジタルズームです。巨大な画素数があれば、少々デジタルズームしても十分な画質を得ることができます。

このように、いわゆる「メガピクセル競争」やカタログスペック狙いではなく、最終出力の写真をどうすれば綺麗にできるかの結論が大型センサと4100万画素なのです。そこから得られた500万画素があれば、ネットにアップロードするにしても、L判程度にプリントするにしても、よりクオリティの高いものとなります。


十分明るい写真(f/2.2, ISO100, 1/1821秒)
空の青と雲の白、コントラストとグラデーションが見事です


低照度の写真(f/2.2, ISO800, 1/5秒)
暗い場所での写りはLumia独特の雰囲気があります

Nokia Smart Cam



次はNokia Smart Camです。このカメラは撮影開始すると2秒間で10枚の連続写真を特殊なフォーマット(拡張子nar)で保存します。以下の9枚が実際撮影した10枚中の9枚です(10枚目は誌面レイアウトの関係から外しました)。




Nokia Smart Camで撮影した10枚中9枚

保存後、ベストショット/アクションショット/モーションフォーカス/顔を変更/動くオブジェクトを削除の加工が行えます。

ベストショットは10枚からベストな1枚を選択します。アクションショットは、複数の写真を合成し、被写体の動きを追えるような写真を作れます。モーションフォーカスは、ブラーを加え動きのある写真に仕上げます。またこの時、ブラー:高/低が設定できます。

顔を変更(集合写真などでそれぞれの一番いい顔を10枚からチョイスする)と、動くオブジェクトを削除(メインの被写体は静止しているため、動きのある部分的な背景が削除できる)は、適当な被写体がないため、今回は試していませんが、Nokia Smart Camを使う時は、カメラを固定しての連続写真となり、撮影した10枚の差分からこれらの処理が可能になっています。


ベストショット
撮影した10枚からベストな1枚を選べます


アクションショット
この例では、3点をピックアップしての合成となります


モーションフォーカス
車両のフロントのみフーカスが当たり、周囲はブラーで迫力のある1枚に仕上がります

以上「PureView」カメラで撮影した静止画を紹介しました。デジカメ級の4100万画素は、4100万画素の写真を得るためだけでなく、よりクオリティの高い500万画素を得る手段としても使われています。写真にこだわるNokiaならではのアプローチと言えるでしょう。

本体編
関連キーワード: camera, lumia, lumia1020, Lumia920, nokia
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