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パナソニックが高精度ミリ波レーダーで交通安全支援、40m内の人と車を0.1秒検知。3年後実用化へ

Hiromu Tsuda, @boobyn
2013年10月16日, 午前04:44
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パナソニックがミリ波レーダーの高精度化・広角化技術を発表しました。40m以内の人や自動車、自転車などを0.1秒という短時間で高精度に分離して検知できるほか、相互干渉を抑えた複数のレーダーで広範囲をカバーできることで、交差点などを監視する次世代の交通事故対策技術としての導入が期待されます。

車の影にいる人なども分離して検知できるこの技術は、総務省との研究開発。パナソニックでは2016年の実用化を目指しています。



ミリ波レーダーといえば、車間距離がつまった場合の警報装置や車の衝突防止機能などに取り入れられている技術。車の衝突防止装置としては可視光カメラや赤外線を使ったものなどもありますが、ミリ波レーダーは悪天候や遠方検知、動く物体に強い特徴があり、船の障害物探知などにも使われます。

可視光カメラによる衝突防止装置は、人と車を見分けるなど人の目に近い検知が可能な一方で、夜や悪天候、逆光に弱い性質があります。赤外線は安価に導入できるものの、検知範囲が狭いシステムです。カメラとミリ波レーダーを組み合わせた技術も実用化されており、かつては高級車中心だった衝突安全の取り組みも、フォルクスワーゲンの「up!」など、いわゆる大衆車にも広がりつつあります。

国内ではこの分野の利用周波数帯域として60GHz帯と76GHz帯を採用してきましたが、昨年新たにに79GHz帯も使えるようになりました。今回の研究は、この79GHz帯の有効活用に向けた総務省の取り組み「79GHz帯レーダーシステムの高度化に関する研究開発」の成果のひとつ。パナソニックのほか、富士通や広島大学らが年間約2.3億円(3年間)の開発予算を受けています。


今回のパナソニックの研究は、ミリ波レーダーの検知技術を交差点に適用して、事故を防止するための社会インフラにしようというもの。パナソニックでは、車への実装に限った技術ではないとしています。


高精度化に加えて、同じ周波数であっても複数のミリ波レーダーを干渉することなく利用できるのも新技術。これは携帯電話の符号化技術を応用したものです。今回の発表の例では視野角60度のミリ波レーダーを2波出して120度に広角化することで、国内の主要な交差点 (片側3車線で直交) に対応できるとしています。パナソニックによれば、技術的には360度のカバーも可能。



ミリ波レーダーは、出したビームが戻ってくることで物体を認識しており、人と車を区別しにくい特性があります。金属でできた車は反射が強く、逆に人は反射が弱いため、特に車の影にいる人や自転車は識別しにくくなります。

パナソニックの技術では、連続したビームではなく断続的なビーム(パルス)を送り、反射状況を電子回路側で車と人に分けることで、同社比で従来の2.5倍高精度という距離精度20cm を実現しました。これにより、自動車のすぐそばにいる歩行者なども認識でき、かつ悪天候に強く、広範囲を検知できるシステムを実現できるとしています。

パナソニックでは、2016年の実用化に向け、今後フィールド実験なども実施する計画です。


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Source: Panasonic
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