米国のGittler Instruments が、ボディもネックもない総チタニウム製エレキギター『Gittler Guitar』を発表しました。現在は市販化のためにKickstarter で出資者を募集中です。

これは米国のギタリスト・音楽家の故Allan Gittler 氏が1970年代に考案したギターを現代の技術でアップデートした製品。Gittler Instruments にはAllan 氏の息子も参加しています。

Gittler Guitar は当時60本ほどが製造され、英国のバンドPolice がミュージックビデオで使用しているほか、MoMAことニューヨーク近代美術館などにも所蔵されています。

オリジナルモデルとの違いは、まず本体の素材をステンレスからチタンに変更。オリジナルの重さ約2.25kgに対し、新モデルは約1.35kgと大幅な軽量化を果たしています。参考までに、木材でできたエレキギターの重さは3-4kg ほどです。

ほかポジションマークにはLEDを採用。また出力端子はギターアンプ用に加え、ローランドのギターシンセサイザー用も搭載します。



加えて弦を調律するチューナーの仕組みもGittler オリジナル。近いコンセプトのギターとしてSteinberger がありますが、Gittler はSteinberger より2年早い1978年に米国で特許を出願しています。

また専用弦を必要とするSteinberger に対し、Gittler は従来のエレキギター用ボールエンド弦をそのまま使用できるのもメリットです。

Steinberger


Gittler


ほかネックには、好みの形状や太さのものに簡単に交換できるアクリル製のGittler Guard を付けることもできます。



主な仕様は、26インチスケール、31フレット。弦の振動を増幅するピックアップは各弦ごとに独立して搭載。コントロールは本体外部にボリューム、トレブル、ベース、パラメータ選択。本体内部にミドルレンジ調節用トリマ。

サイズは約L76.8 x W7.6 x D4.1cm。重さ約1.35kg。



Kickstarter の目標金額は8万ドル、出資期限は2013年11月14日。出資者への見返りの例を挙げると、10ドルで『温かい感謝の言葉』、25ドルでオリジナルTシャツ、2000ドル出資した最初の10名はギター(通常価格4995ドル)とブレイクアウトボックス(295ドル)のセットを3995ドルで購入できるなど。

また最高金額の1万ドルを出資すると、Gittler Guitar 本体とすべてのオプション品を得られるほか、同社の顔としてGittler Guitar のデモンストレーションムービーに出演することができます。


なおアップルモトローラなどが米国内生産へ移行するなか、Gittler 社も製造に関わるすべての工程を米国内でおこなうとしています。

Gittler Guitar Demo

The Police - Synchronicity II