メガネ型の Google Glass や 腕時計型のスマートウォッチなどウェアラブルデバイスへの流れが加速するなか、ソニーがカツラのなかにセンサーや無線機能を仕込んだ「スマートウィッグ」の特許を出願していたことが分かりました。


「スマートカツラ / SmartWig」なる絶妙な語感や上の説明図だけでも半年ズレたエイプリルフールのように思えますが、ソニーCSLに所属する研究者 飛田博章 氏を発明者、ソニーを出願者(譲受人) として、米国の特許商標局に正式に出願された発明です。

出願名「ウェアラブルコンピューティングデバイス」、発明者による命名「スマートウィッグ」の解説によると、要はカツラの頭髪のなかにセンサーや通信装置を内蔵し、別のコンピューティングデバイス(たとえばスマートフォンなど)と通信してさまざまな機能を果たすアイデアです。

「ヅラ」に内蔵するデバイスの例として挙げられるのは、携帯への着信などを知らせるバイブレータ、GPS、頭の前後左右に設置して進む方向を示すナビゲーション用バイブレータ、カメラ、超音波センサ、物理的なスイッチを含むさまざまな方式のリモコン、モーションセンサ、圧力センサ、さらにレーザーポインタ、そして「装着した頭部とカツラの相対位置を検知するセンサ」つまりズレセンサなどなど。


ウィッグ型にする利点としては、

・腕時計やメガネ型のように目を引かず、毛のなかにセンサーやカメラを隠すことでウェアラブルデバイスを着けていることを周囲に悟られない。

・人間は反射的に頭部を守るため、ほかの末端部に装着するよりも衝撃などから守られやすい。

・種類にもよるが面積が広く、さまざまなデバイスを内蔵できる。

・頭皮は人体のほかの部分より敏感であり、微弱な刺激でも入力として利用できる。

といった点が挙げられています。


スマート鬘が想定するユーザーは、なかなかストレートに書きづらいところではありますが、日常的にカツラを着用する人々。頭髪が少ない人はもちろん、俳優やモデルなど日常的にウィッグを着用する人、あるいは「コスプレーヤー」までが対象として挙げられています。が、ウィッグは素材やサイズも含めてさまざまなタイプが考えられ、普段はカツラを着用しない人もユーザーになりうるとされています。


プレイステーション9は粉末状で脳に直接作用するナノマシンになる予定ですが、ソニーといえば全身に装着するウェアラブルコントローラ発明や、頭部に装着するヘッドマウントディスプレイで知られる企業。いずれは「プレステ8に備えて思い切ってスキンヘッドにしたわ〜」といった会話が聞かれるかもしれません。
ソニーが「スマートヅラ」を特許出願。隠しカメラやバイブ、ズレセンサをカツラに内蔵

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