Sponsored Contents

lteの最新記事

Image credit:
Save

解説:ソフトバンク、「VoLTE時代の」新定額サービスを4月開始。通話とデータをパック提供(更新)

Hiromu Tsuda, @boobyn
2014年1月24日, 午後10:30 in Lte
197シェア
0
197
0

連載

注目記事

折りたたみスマホ Galaxy Fold レビュー。ガチ勢専用の高コスト可変機
12

折りたたみスマホ Galaxy Fold レビュー。ガチ勢専用の高コスト可変機

Ittousai, 10月11日
View
iPhone 11 / Pro / Maxレビュー。「11以降」と旧型を分ける超広角カメラ標準化とAR・機械学習の関係

iPhone 11 / Pro / Maxレビュー。「11以降」と旧型を分ける超広角カメラ標準化とAR・機械学習の関係

Ittousai, 9月20日
View


ソフトバンクモバイルは、「VoLTE(ボルテ)時代を見据えた」という新料金パッケージを4月21日より提供します。音声通話料金とパケット通信料金をセットで提供するものですが、あくまでもVoLTE時代を「見据えた」サービスであって、VoLTEサービスではありません。新サービスの詳細を、そもそもVoLTEサービスとはなんぞや、というところから解説します。

編集部注:初出時、税抜表示と税込表示が混在していました。4月1日以降開始のサービスということもあり、消費税を8%にした税込表示に修正いたします。

LTEについて

携帯各社は高速通信方式の LTEサービスを提供するようになりました。NTTドコモのXi(クロッシィ)、auの 4G LTE 、ソフトバンクのSoftBank 4G および SoftBank 4G LTEなどがそれにあたります。

LTEには FDD方式 (FDD-LTE) と TD方式(TD-LTE) の2種類があり、ドコモがFDD-LTEサービスのみを提供する中、ソフトバンクはFDD-LTE に加えて、TD-LTEサービスも提供しています。iPhoneが FD-LTEの SoftBank 4G LTE に対応する一方、Android端末や WiFiルーターは TD-LTE の SoftBank 4Gを利用します。auは、UQのWiMAX 2+(TD-LTE)を利用し、モバイルWIFIルーターについてはFDDとTDどちらも提供しています。

FDD-LTEとTD-LTEの違いを簡単に例えると、FDD-LTEは行きと帰り、ダウンロードとアップロードに一方通行の道を2つ用意します。TD-LTEは1本道で、時間を細かく分けて、交互に譲り合って通りましょうというものです。

FDD-LTEは、対になる2つの一方通行の道(周波数帯)を用意しなければなりません。TD-LTEは1本道で済む反面、きっちり行きと帰りを分割しなければ衝突してしまう恐れがあります。2つの道を用意するFDD-LTEの方が、運用しやすい方式と言えますが、その分だけ周波数が必要で、道は隣あって作れないなど制約もあります。

なお、電波の周波数帯は有限です。無線に使える周波数は世界的に逼迫した状態にあります。

VoLTEについて

現在、LTEはデータ通信に使われており、各社ともに通話には 3Gを使っています。LTEのオプション仕様にはCSFB(CSフォールバック)という機能があります。これは通話時にLTE網から3Gに切り替えるというものです。CSはサーキットスイッチ、回線交換の意。CSFBは、LTEだけど回線交換方式の一般的な通話システムに切り替えているということです。

今後、携帯各社が導入する計画のVoLTE 、Voice over LTE は、通話についてもLTEを使う仕組みです。低遅延かつ高速通信を売りにするLTEは、IP網で通話も実現します。

前述した通り、周波数は世界的に足りない状態です。LTEの方が3Gよりも周波数の利用効率が2〜3倍良いため、全てLTE化した方が通信事業者はたくさんの人やデータ量をさばけるようになります。移行の過渡期にCSFBなどを導入し、ゆるやかに3GからLTEへ軸足を移そうとしています。

利用者にとって、VoLTEのメリットがあるとすれば、周波数の効率化による音声定額への期待が挙げられます。現在のデータ通信がそうであるように、1カ月に使える定額データ通信量には上限があります。実際に音声が定額で提供できるかは微妙なところですが、通話とデータ通信も合わせた通信量にできるため、料金プランはシンプルにしやすいと言えそうです。ただし現時点では未発表であり、実際にそうなるかは未定です。

ソフトバンクの新サービスについて

ソフトバンクが「VoLTEを見据えた」「革新的な」とうたう定額サービスは、通話と通信の料金をセットにして、ウィルコムが展開する制限付き音声定額プラン「 だれとでも定額」に近い、一定時間・一定回数まで定額の通話料金プランを取り入れたものです。

発表文には「VoLTE」や「革新的」といった言葉が踊っています。通話とデータ通信を1つのパッケージにしたところが、「VoLTE時代を見据えた」点で、他社宛通話について制約付きながら定額をうたっている点が「革新的」というわけです。しかし技術的にはこれまでどおり、データ通信はLTE、通話は回線交換を使うため、それぞれに制約があります。

新定額プランを具体的に見てゆくと、まず基本料金は 2年契約の場合に月額1058円、通常契約の場合に月額2117円。これに、3つのパックが用意されています。

【Sパック】 月額6458円
・国内音声毎月、50回(3分以内)
・国内パケット通信、毎月2GB

【Mパック】 月額7538円
・国内音声毎月、1000回(5分以内)
・国内パケット通信、毎月7GB

【Lパック】 月額1万778円
・国内音声毎月、1000回(5分以内)
・国内パケット通信、毎月15GB

なお「定額サービス」をうたうものの、通話についてもデータ通信についても、超過分については別途費用が必要です。この超過料金を見てゆくと、

通話:
通話は回数か、制限時間を超えた場合、30秒32.4円が発生します。現行のホワイトプランでは、30秒22円(消費税5%の場合は30秒21円)となるため、超過分については割高になります。さらに言えば、ホワイトプランは月額1008円、基本料の部分は50円値上げ。

ホワイトプランでは、1〜21時のソフトバンク同士の通話が基本料に含まれますが、専用の料金プランではソフトバンク同士の通話であっても回数をカウントし、超過すれば料金がかかります。ソフトバンク同士の家族内通話に関しては24時間基本料に含まれます。

データ通信:
国内データ通信の超過分は、

【Sパック】270円/100MB
【Mパック】135円/100MB
【Lパック】108円/100MB


が必要です。これとは別に、通信量が制限を超えた場合に、128kbpsの通信ができるオプションが月額324円がかかります。またすべてのパックで、S!ベーシックパック月額324円も必要です。

前述したように、VoLTEが始まれば、通話であってもデータ通信であっても同じ通信と見なしやすいため、各社はシンプルな料金プランを導入してくると予想されます。しかし今回のソフトバンクの新サービスは、VoLTEの導入前に強引に1つのパックとしているため、かえって制限が多く感じるかもしれません。

「LTE時代を見据えた」新定額サービスは4月21日から提供予定。SoftBank 4G および SoftBank 4G LTE対応スマートフォン購入時にのみ申し込みができます。

また新サービスの開始後も、ホワイトプランやパケット定額など現行の料金プランは引き続き提供します。

なおソフトバンクでは、実際のVoLTEが始まった場合、あらためてさらに新しい料金プランを発表するものと見られます。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

197シェア
0
197
0

Sponsored Contents