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iTunes Match 使用レポート。長年のCD リッピング派には福音、高音質派にもメリットあり

Takuro Matsukawa
2014年5月4日, 午後05:40 in Apple
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延期を経て突然国内での提供が始まったアップルの音楽クラウドサービスiTunes Match について、使用レポートをお届けします。

iTunes Match について簡単におさらいすると、まずアップルのクラウドサービスiCloud には、iTunes Store で購入した曲をiOS 端末などでストリーミングまたはダウンロードできる、iTunes in the Cloud 機能が従来からあります。こちらは無料です。

iTunes Match は、そのiTunes in the Cloud の有料オプションとして、CD から取り込んだ曲などiTunes Store で購入した曲以外も、ストリーミングやダウンロードの対象にするというサービスです。

iTunes Match を利用すると、PC のiTunes 内にある音楽ファイルすべて(上限あり。後述)をiCloud にアップしてiOS 端末やApple TV などへストリーミングできるため、端末に音楽ファイルを保存する必要がなくなるのが大きなメリットです。





iTunes Match を利用開始すると、まずローカルのiTunes ライブラリにある曲と、iTunes Store で配信中の曲のマッチング作業が始まります。

マッチできた曲はiTunes Store からユーザのiCloud へ自動的に追加され、マッチしない曲のみがローカルからiCloud へアップされます。なおアップ後もローカルの曲ファイルや、あらかじめ埋め込んである歌詞は維持されます。

iCloud にアップできる曲数は最大2万5000曲まで。iTunes Store で購入した曲はその制限に含みません。また低ビットレートのファイルがマッチされた場合は、DRM フリーの256kbps AAC でアップされます。



マッチングにかかる時間はネット回線の速度などで異なると思われますが、参考までに筆者は家庭用の光回線を使用して、6000曲弱のマッチングに6時間ほどかかりました。iTunes Match の国内サービスが始まった当日の午後から開始しています。

マッチング中はPC 全体が若干重くなったほか、途中で進行がストップしたためiTunes を終了>再スタートを2度ほど行なっています。

筆者のライブラリは約9割が市販の音楽CD から取り込んだもののため、マッチングも比較的スムーズに進んだ感がありますが、自作の音源や出所不明のファイルなどが多い場合はより時間を要すると思われます。

そのためマッチしそうにない曲については、あらかじめバックアップを取ってiTunes ライブラリから削除した後にマッチングを始めると、スムーズに進むかもしれません。



iTunes Match のオン・オフや更新などは、iTunes のStore メニューから変更できます。また表示オプションでは「iCloud の状況」を表示でき、その曲がマッチしたのか、マッチせずアップされたのかを確認できます。

なお上のスクリーンショットのように、1つのアルバム内でマッチする曲としない曲が発生することがあります。スクショ内のアルバムは日本向けのiTunes Store で販売中ということもあり、何度かiTunes Match を更新してみましたがマッチ状態にはならないため、今後の改善に期待したいところです。


最後にiTunes Match を使用して感じた、iTunes Match を使うメリットのあるユーザと無いユーザを挙げると:

メリット大:

  1. 256kbps AAC 未満の曲が大量にある。
  2. 1日のうち外出時間が長く、常にクラウドに接続でき、iOS 端末のストレージ容量を空けたい。
  3. Apple TV ユーザ。
メリット小:
  1. 可逆形式など高音質のファイルでのみ聴く。
  2. 外出しない。

「メリット大」の1については、マッチして256kbps AAC化されたファイルは256のまま再ダウンロード可能なので、ビットレート変換サービスのように使用できます。

これは長年のiTunes ユーザで、以前のデフォルト設定だった128kbps AAC で取り込んだファイルが大量にある場合(筆者含む)には福音とも言えます。

iCloud から256ファイルをダウンロードする方法は、iTunes 内から128の曲を削除すると、曲名に下向きの矢印がついたiCloud アイコンが表示されるのでクリックするのみ。

なおiTunes Store 以外で入手してアップした曲は、iTunes Match の登録中のみ再ダウンロード可能なため、ローカルのファイルを削除する場合はiTunes Match の登録が切れないよう注意が必要です。

筆者はバックアップも兼ねて外付けHDD に新規ライブラリを作成し、ライブラリを丸ごと再ダウンロードしました。新規ライブラリの作成と使用するライブラリの選択は、Windows ではShift キーを押しながら、Mac ではOption キーを押しながらiTunes を起動するとメニューが表示されます。

また「メリット小」の1の理由は、ストリーミング時のファイル形式が256kbps AAC のため。しかし高音質化によって音楽ファイルが巨大化し、持ち歩ける曲数が限られることに悩むユーザにとっては、自宅では高音質で、出先では256で聴くという使い方もできるので、便利なサービスと言えます。

ほかiTunes Match の詳細は、発表時の記事アップルのサイトへどうぞ。

Source: Apple
関連キーワード: Apple, icloud, iTunes, itunes match, ItunesMatch
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