ユニクロが、iOS/Android 用アプリまたはPC のブラウザ上でオリジナルデザインのTシャツを作成でき、実際に購入も可能なサービスUTme! を開始しました。

Tシャツの作成方法はアプリとPCで共通しており、基本デザイン作成後に各種エフェクトで「リミックス」するという2ステップで完成します。




基本デザインは、指先やマウスで絵の具風の色を塗るPAINT、キーボードで文字を入力するTYPOGRAPHY、スマートフォンやPC 内の画像を使用するPHOTO の3種類から選択します。PHOTO ではUTme! アプリからカメラを起動して撮影した画像も使用できます。

その後の「リミックス」作業では、SPLASH、GLITCH、MOSAIC の中から好みの効果を選び、スマートフォン本体を振るか、PC ではTシャツをクリックして掴んで振ることで基本デザインを加工します。

完成したTシャツは1枚1900円(税抜)で購入できます。送料は450円ですが、1度に3点以上購入すると無料になります。また作成したデザインはTwitter やFacebook でシェアできるほか、画像として保存可能です。

UTme! アプリは、iOS 版がiTunes Store で、Android 版がGoogle Play でともに無料配信中。iOS 4.3以降、Android 4.0.3 以降に対応します。



なおユニクロはUTme! 利用上の注意点として、第三者が知的財産権を所有するデータなどを使用しないことと、もし使う場合は必ず事前に権利者の使用許諾を得ること、としています。

ユニクロが使用許諾が必要なものの例として挙げているのは:
  • 歌詞、歌のタイトル、文章等からの引用等
  • 著名人、商品、企業、ブランド、有名キャラクター等の名前及びロゴ
  • 漫画、アニメ、CM、商品、企業等のキャラクターのイラスト、画像等
  • 有名無名を問わず、人物を特定できるイラスト、画像等
上記はあくまで一例であり、許諾が必要なデータはこれら以外にもあることに注意が必要です。


また作成したデザイン(= UTme! に投稿するデータ)についての注意点は:
  • ユーザーは、投稿データについて、その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します
  • ユーザーは、当社及び当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします
  • ユーザーは、当社が実施する各種キャンペーン等に投稿データが使用されることに同意するものとします
つまりは、UTme! に投稿したデータに関する一切の権利をユニクロに譲渡する、という内容です。

これはたとえば、自作のオリジナルキャラクタの描かれたTシャツをUTme! で作成し購入すると、そのキャラクタに関するすべての権利がユニクロに渡り、たとえ作者であってもそのキャラクタの使用にはユニクロの許可が必要になります。

加えて著作者人格権を行使しないということは、ユニクロやユニクロが許可を与えた者へ、「自分の著作物を公表する・しない」、「著作物に作者名を明記する・しない」の判断を任せるとともに、「著作物の改変・変更を認める」ことを意味します。

なお5月19日のサービス開始以降、これらの規約に対するユーザーの反発が大きいことを受け、ユニクロは「投稿データの著作権はユーザーのもの」という内容へ変更するとITmedia が伝えています。改正後の規約はサービス開始日に遡って適用されるとのことです。

ユーザーの声に素早く対応するフットワークの軽さは見事ですが、指摘がなければ当初のまま運営されていたと考えると、今回の件はユニクロのユーザーやサービスに対する姿勢に疑問を残す結果になったと言えそうです。
ユニクロからオリジナルTシャツ作成アプリUTme!、1枚1900円で購入可能。著作権に注意

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