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EOS 7D Mark IIインプレ。着実な操作感とレスポンス、動作の余裕から伝わる安心感

Shingi Hashimoto
2014年9月16日, 午後11:28 in Canon
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キヤノンの高級デジタル一眼レフ、EOS 7D MarkIIが国内でも発表されました。発売は11月上旬、直販価格はボディ単体が20万8000円(税別)、EF24-70L IS USM レンズキットが33万8000円(同)、EF-S18-135 IS STM レンズキットが24万8000円(同)です。

Gallery: キヤノン EOS 7D MarkII 国内発表 | 56 Photos

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キヤノンはデジタルカメラ新製品発表会として、本製品をはじめPowerShot G7XPowerShot SX60 HSなどを実機展示を含め紹介しました。

基本的な製品仕様は海外向け発表記事でお伝えしているため、ここでは発表会でアピールされた特徴と、短時間の試用ですが実機でのインプレッションを中心にお伝えします。なおサプライズとして、PowerShot Gシリーズの次期ハイエンドモデルと思われる、大型センサー+高倍率ズームモデルの投入も予告されています。



さて、改めて本モデルの位置づけを説明すると、キヤノンのデジタル一眼レフカメラEOSシリーズの中で、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載する系列の最上位モデル。別途のラインとして、より大きな35mmフルサイズイメージセンサーを搭載する系列があります。



日本での製品の位置づけとしては海外での発表と同じく、オートフォーカス(AF)やシャッター機構をはじめとする高速化で、連写性能やレスポンスの速さを打ち出したもの。キャッチコピーは「すべての一瞬が一新する。」で、このあたりからもシャッターチャンスを逃さないというアピールが感じられます。



発表会で大きく紹介されたのは、自動露出制御機構『EOS iSA System』に関して。これはイメージセンサーとは別に用意された15万画素の露出制御専用RGB+IR(赤外線)センサーで、被写体の明るさのみならず、色も考慮しつつ露出を制御し、自動露出の精度を向上させるシステム。

IRに関しては「色情報の一助として使っており、オートホワイトバランスなどでの緑色再現性が向上する」と説明がありました。



また、EOSシリーズ全体を通しても新機能となる「フリッカーレス撮影」も注目機能として紹介。これは蛍光灯など「人間の目では(残像効果で)点滅を感じないものの、カメラで撮影をすると点滅により露出が変動する」光源に対して、カメラ側でシャッタータイミングを光源に同期させ、露出のバラツキを抑える機能。

メニューからフリッカーレス撮影を有効に設定すると、iSA Systemの露出情報を元に、光源の明滅タイミングを検知。自動的に最も明るくなるタイミングでシャッターを(一瞬遅らせて)切るという原理です。



発表会では、同モデルカタログの作例写真を撮影したカメラマンの一人である中西祐介氏が連続写真でオンとオフの差を紹介しましたが、確かにオン時は白いユニフォームで顕著な、露出の細かなブレがありません。同氏が「今後必須の機能」と紹介するほどです。

さらに詳細は明かされませんでたが、ミラー駆動機構が(一般的なバネではなく)モーターによって制御される点も公開され、それに伴ってミラーショック(ミラーが動作する際の不要振動)やシャッター動作音も滑らかになった点を大きくアピールしています。



さて、実機の感触に関しては、キヤノン側がアピールする連写性能やレスポンスのみならず、各種の動作なども確実かつ高速な点がまずは好印象。とくに前モデルを使っているユーザーは5年間の差を如実に感じる点かもしれません。

また、キヤノン側がアピールするシャッター音に関しては、確かに初代7Dと比較しても小さめで柔らかく感じられた点もポイント。ここについては作例写真を撮影したカメラマンの方々も「初代に比べても、撮影していてテンションが上がる好ましい音」と評価していました。このあたりは実機に触れる機会があったらぜひ確認してほしいポイントです。



細かいですが、前モデルから5年という経過を感じさせるのが対応メモリーカード。初代ではコンパクトフラッシュ(CF)のみでしたが、Mark IIではSDカードも加わったデュアルスロット仕様になっています。



さらに印象的だったのは、アピールされている高速性が、高級モデルらしい「余裕度が感じられる挙動」を保った上で感じられた点。たとえば、カタログスペックでの連写速度は最高10コマ/秒ですが、挙動的にはそれをギリギリで実現しているのではなく、あたかも12コマ/秒ぐらいが達成できる機構で動作のマージンを取った結果の10コマ/秒、という感覚です。このあたりは画像処理エンジンチップであるDIGIC 6をまるごと2個搭載するといった余裕度が貢献していそうです。



カメラマンの方々からは、こうした点を評価して「レスポンスや総合的な完成度という点では、EOS-1D X(35mmフルサイズセンサー搭載のハイエンド機)に見劣りしない」との意見が多く出ましたが、実際の触感からは、確かにそういう意見が出るほどの説得力があります。







そして隠れたポイントが、高級機らしい製品カタログの豪華さです。発表会では、7D Mark IIのマーケティング施策の解説についても触れ、ターゲットユーザーを野鳥や鉄道といった6ジャンルに細分化し、キヤノンが持つそれぞれの年齢層などのデータを紹介。合わせてこれらのジャンルのユーザー、それぞれに向けたカタログを配布することを発表。来場者にも7冊のカタログが渡されました。




これに合わせて総合的カタログも加わるため、本モデルのカタログは7種類となります。これはもちろんキヤノンとしても異例のこと。また同時に配布された交換レンズ用カタログも、表紙にエンボス(凹凸)加工が入った非常に凝ったもの。

このあたりは賛否両論が出てきそうな印象はありますが、元が高級モデルだけにカタログなどもユーザーに響く、そしてお金の掛かったものを作る、という点では注目できるものと言えるでしょう。



海外向け発表記事で紹介したように、本モデルは機能面を見ると、下位モデルに対しても少ないところがある仕様です(たとえば液晶ディスプレイがフリーアングルではない固定式など)。しかし実際に触っているとそうしたマイナス点よりも、操作感をはじめとする長所がはるかに目立つ印象。いい意味で優等生的な点を感じる仕上がりとなっています。

改めて言うまでもなく、安価とはいえないモデルですが、一瞬のシャッターチャンスに価値を見いだす写真愛好家にとっては、価格以上の満足度を味わえるモデルと感じました。




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