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電子工作部活動報告:第2世代のGalileoでネット連係ガジェットを作る(後編)

Ayako Nakamura
2014年9月19日, 午後12:23 in Arduino
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Engadgetが開催している電子工作部。第4回目はインテルのArduino互換開発ボード「Galileo」を使ってガジェットを作ります。Day1で基礎プログラミングまで作業を進めた各班は8月23日のDay2で仕上げとプロトタイプの発表を行います。実際に動くレベルまで作りこむことはできたのか、Day1で発表したアイデアからどのように変化したのか、ご紹介します。
  • 前編
  • 後編(この記事)
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Day1からDay2までの2週間をどう過ごすか。各班ごとに個性が出た14日間




電子工作部は全日程3週間(Day1+各自作業期間+Day2)の部活動です。Day1で初対面した参加者が5人〜6人の班になってアイデア出し、Galileoの基礎プロトタイピングをしてアイデアの方向性を発表します。その後挟んだ1週間(今回はお盆休みを挟んだので2週間)は主にFacebookグループでコミュニケーションを取り合いながら各自分担して作業を進めます。



グループにはアドバイザーとしてユカイ工学とインテルの皆さん、Engadget担当者も参加して適宜アドバイスしました。今回使用したGalileo Gen2は8月発売の新製品なためか、電子ボードで工作経験がある人でもLEDが光らない、SDカードの情報が開けないなど、作業を進めるにつれて細かいながら難しい問題にぶつかることもありました。



日が経つにつれて少しずつGalileo Gen2の特性をつかむと一気に作業スピードもアップ。プロトタイプ用の台とほかの部品と組み合わせて動作確認まで共有する班、途中の週末で一度集まって進捗を確認する班、グループ上ではほとんどコミュニケーションが見えなかった班など、さまざまでした。

Day 2:Galileo Gen2を使ったネット連動ガジェットとは




Day2ではアイデアへのアドバイザーをユカイ工学青木俊介さん(代表)、進行とアドバイザーを古山善将さん(エンジニア、デバイス作家)、オブシープかすやきょうこさん(ディレクター)が担当。



技術サポートはインテル志村泰規さん(モバイル・エンベデッド製品技術部 担当部長 )、インテル新井雅海さん(技術本部 ソフトウェア技術統括部 アプリケーションエンジニア)、インテル小鷲英一さん(技術本部 シニア・ストラテジスト)が、アドバイザーとしてインテル田中智子さん(東京オフィス ソフトウェア&サービス事業開発本部 ソフトウェア開発製品部 ビジネス・デベロップメント・マネージャー)が担当しました。

ここで少しだけ各班の作業内容をご紹介します。




変わった形の木製スタンドにiPhoneを装着している班や、ハート型に見える金属にハンダ付けしている班。プロトタイプの完成形が想像できる仕上がりです。




プロトタイプが思うように動作しないため電圧を測って調整しつつ、プラスティック製と思われるプロトタイプの骨組みを組んでいる班。なんとか動くようになるのでしょうか。




こちらの班は、まだGalileoは単体で動いているようです。プロトタイプはどんな形になるのか気になります。




ネットワーク関連の調整で苦戦する班はちょっと頭を抱えてしまう場面も。一方、LEDランプを点滅して調整を続けている班は順調に作業が進んでいるようです。

ここで時間になりましたが、作業の大詰めを迎えているグループが多いため急遽30分作業時間を延長しました。

Day2: プロトタイプ発表会開始

あっという間に作業時間が終わってしまいました。各班からお盆休みを挟んだ2週間で作り上げた成果の発表です。

コミュニケーションがじぇっと「コミュケロケロ」




B班は遠く離れた人(友人、恋人、親戚)と使う コミュニケーションガジェットを提案。カエルのパペットが電話着信、発信に合わせて口を動かしたり、目がシーンに合わせて各色に光ります。チャットやメールの普及で電話をする機会は減っていますが、コミュケロケロを使うことで「電話よりもコミュニケーションがとれる。ビデオ通話より気楽」なことがポイントです。



デモの時間ぎりぎりまで調整していましたが無事音声に合わせてパクパクと動き、思わず会場から歓声が上がりました。機能としての面白さだけではなく、専用アプリのデザイン性、完成度の高さ、ガジェットを含めた世界観など総合的にレベルの高い作品になりました。なお、販売した場合の予想価格は税抜6万1000円です。

吐息を届ける「FuuFuuuuuu」



E班は離れた場所に置いてある風車を吹くと、プロペラが付いたマグスタンドのプロペラが回転してコーヒーを冷ましてくれるガジェットを提案。猫舌の人は熱いコーヒーを出されると不機嫌になる、という体験から着想しました。Galileoを2台使用し、入力側(風車)と出力側(プロペラ)の両方を制御しているのがポイントです。また、風車側にウェブカメラを付けてプロペラ側のマグスタンドにiPhoneを挿すとフーフーしている人の顔が配信され、同時に花吹雪が舞い散るWebページも制作されており、細かなところまでこだわったガジェットになりました。



利用シーンはコーヒーを冷ますだけに限らず、好きな女性にフーフーしてもらいたいことも想定。飛び入り指名でかすやさんもデモにチャレンジしました。応用アイデアとして、プロペラの形状を変えてもっと恋愛要素を強めることも考えているとのこと。

夫婦の仲良し度をチェック!「ラブ・チェッカー」



A班のガジェットは1週間夫婦がスマホから「今日1日相手はイケてたか/イケてなかったか」回答し、7日後に手をつなぎながらラブ度を判定します。お互いのラブ度が100%(7点)だとクラッカーが鳴り、逆にラブ度が0%(0点)だと、夫婦の問題を解決するために自動でお互いの実家に電話をかける親切設計になっています。共有の時間が取れず、すれ違いがちな夫婦が想定ユーザーです。



少し早送りで7日間の投票を終えた状態を作り出し、1回目は男性の評価が低かったので満点ならず。2回目は両方満点の状態にすると見事クラッカーが鳴りました。ノスタルジーな形と音にこだわり、仕掛けの面白さが特徴的なガジェットになりました。なお、0%だった時の自動電話システムは、プログラムによる自動音声テレフォニーサービス、twilioと連携して実現しています。

離れていても同期するライト「SynchroLight」



C班は離れた場所にあるライトがインターネットを介して同期するガジェットを発表。それぞれのライトのセンサー情報を基にしてライトの光り方が変わります。例えば、両方外出中(留守)の時は消灯、片方が帰宅すると青く点滅、両方が帰宅するとピンクに点滅します。想定ユーザーは遠距離恋愛のカップルや単身赴任で離れた場所にいる家族を持つファミリーなど。メールや電話、チャットなど直接的に今の状況を伝えるのではなく、光り方でなんとなく伝えることがポイントです。



残念ながらDay2当日動くプロトタイプはまだ完成しておらず、単体で光る電球をGalileoで制御しながらライトカバーを使ってのコールドモックプレゼンでした。講師陣からぜひ完成を目指してほしいと期待を込めたフィードバックがあり、引き続き完成を目指すことに。



後日談。Day2開催から1週間後の8月31日、無事完成の報告がFacebookグループにありました。特に苦戦していた2台のGalileoの制御も解消し、スムーズに動作しています。

会話が苦手な人を救うガジェット




D班のガジェットは会話が苦手な人が彼女と過ごすときに使います。指輪型のデバイスが心拍数の変化を検知するとネット連携し、Twitterで今話題になっているトピックや、例えば「暇つぶし」のキーワード検索に該当するツイートを絞り込んでブラウザの画面に結果を表示します。



Galileoに連携したセンサーに触れると、Twitter検索結果が表示されていることが分かります。残念ながら指輪型デバイスまでの完成には至りませんでしたが、日常生活に取り入れやすい指輪型のデバイスとしたことなどコンセプトがユニークなガジェットになりました。

全ての班の発表が終了し、懇親会スタート。ここで、個人的にGalileoを使ってさらにガジェットを作った参加者もプレゼンしました。

個人制作:ホタルのカーテン





Galileoをネット接続し、ホタルの生育環境を再現するガジェット。ホタルが多く生育する長野県をモデルに、長野の天気予報を1時間おきに取得してLEDの制御をおこないます。



懇親会スタート後の19時半頃、長野県の天気はホタルの発光に最適な曇天。気温20〜25℃、湿度80%以上。会場の照明を消して静かに待つと、ふわりふわりとLEDが点滅し、幻想的な雰囲気に包まれながら2週間のイベントは終了しました。

夏の電子工作部:Galileo Gen2を使ったパワフルなガジェットが誕生




イベント終了後もFacebookグループでコミュニケーションを続けてプロトタイプの完成を目指したり、11月24日開催のEngadget Fes 2014 Winterへの出展に向けてブラッシュアップをおこなっている班もあるようです。もしかしたら、発表されたガジェットをEngadget Fesで体験できるかもしれません。

関連キーワード: Arduino, bukatsudo, club, gadget, Gadgets, Galileo, Intel, IOT
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