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ロジクールG910 本社担当者インタビュー。スイッチはオムロン共同開発・日本のeスポーツに期待

Takuro Matsukawa
2014年9月20日, 午前10:05 in Detonation
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ハイエンドゲーミングキーボード ロジクールG910 の実機インプレに続き、Logitech 本社でゲーミング部門のマーケティングヘッドを務めるBrent Barry 氏へのインタビューをお届けします。話題はG910 から、海外のeスポーツ事情や日本におけるeスポーツの将来へと広がりました。

Gallery: Logicool TGS 2014 Press Conference | 45 Photos

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Q: まずはオムロンとの協業について伺います。Logitech 本社のあるスイスの隣国ドイツには、世界的なキースイッチメーカーのCherry がありますが、今回オムロンを選んだ理由を教えてください。

A: たしかにCherry には長い歴史があり製品の品質も高く、業界のスタンダードといえるメーカーです。しかし彼らの製品は30年前から変わっていません。G910 の開発においては高い目標があり、そこに到達するには既成品に手を加えたりコピーするだけでは不十分でした。そこで高い技術を持つオムロンとともにゼロから開発をはじめたというわけです。

Q: イルミネーション機能について。8月にRazer がChroma という似た機能を発表しましたが、なにか関連はあるのでしょうか?

A:我々はG910 の開発を2年前にスタートしました。イルミネーション機能は開発当初からあり、Chroma の後追いではありません。Razer が我々と同じ時期にChroma を発表したことには驚いています。

Q: G910 は高いカスタマイズ性が売りですが、設定をクラウドに保存して外出先で同じ環境で使用できますか?

A: カスタマイズを行う「ロジクールゲーミングソフトウェア」にクラウド機能はありませんが、G910 はオンボードメモリを搭載しているので、キーボード本体に設定を保存してマクロキーで呼び出せます。

Q: 同時入力は何キーまで可能ですか?

A: 10キーまで同時入力可能です。またすべてのキーがアンチゴースト機能を備えます。

Q: キーの機能入れ替えは可能ですか?

A: 今のところ不可能ですが、要望があれば検討します。

Q: 交換用のキースイッチやキートップの販売予定はありますか?

A: ともに今のところ販売予定はありませんが、キートップについては3D プリンタで出力できるデータを配布予定です。ユーザーは自分でキートップをデザインして出力し、実際に使用できるようになります。

Q: Windows キーはロックできますか?

A: 「ゲームモードスイッチ」を押すとWindows キーが無効になります。また日本のユーザーからは半角/全角キーも無効化して欲しいという要望が多いので検討中です。

Q: 防水性はありますか?

A: ありません。プロの試合中に飲み物を飲む暇はありませんから。もしキーボードにコーヒーをこぼすと勝てるゲームがあるなら間違いなく搭載しますが(笑い)。我々には水洗いできるキーボードもありますしね。

Q: ライバル視しているゲーミングデバイスメーカーはありますか?

A: シェアを基準に考えると、市場単位で見た場合は各国で異なりますが、世界規模で見た場合はRazer と首位の座を争っています。なのでRazer がライバルと言えますね。

Q: G910 の開発にあたり、プロトタイプをプロゲーマーに貸してテストすることはありましたか?

A: 多くのプレイヤーに貸し出してフィードバックを得ています。最近では我々がスポンサードしている米国のLoL (League of Legends) チーム、SoloMid とCloud 9 にテストしてもらいました。SoloMid は北米LoL リーグのチャンピオンで、今度の世界王者を決めるワールドチャンピオンシップでG910 を使う予定です。

Q: 話はそれますが、LoL とDota 2ではやはりLoL の方が人気が高いのでしょうか?

A: 単純にプレイヤー数を見ればLoL の方が人気ですが、それはLoL が米国で圧倒的な人気を得ているためです。中国や韓国、台湾といったアジア諸国ではDota 2のほうが人気です。というのもDota 2はBrizzard のWarcraft が元ですが、アジアではWarcraft の姉妹作Starcraft が驚異的な人気のため、その流れでDota 2 の人気が高くなっています。欧州はLoL とDota 2が半々ぐらいだと思います。

Q: G910 は世界に先駆けて日本で発表したと聞きました。eスポーツを野球などと同じプロスポーツと認めている米国や、中国、韓国、台湾などeスポーツが盛んな国がほかにあるなか、日本を最初の場所に選んだ理由を教えて下さい。

A: いくつか理由はありますが、ひとつは日本のeスポーツ市場が急速に成長していることがあります。また日本は昔からゲームへの情熱を持つ国です。世界的なゲームメーカーも多数存在します。たしかに現在の日本のeスポーツ市場は米国などと比べて小規模ですが、今後は大きく成長すると確信しています。

Q: 日本のeスポーツ市場が急成長していることを示すデータやエピソードはありますか?

A: たとえばLoL の北米サーバーでプレイする日本人は2012年で5万人ほどでしたが、2014年には30万人まで増えています。まだ日本語化されていないにも拘わらず、わずか2年で6倍という急成長です。もちろん家庭用ゲーム機市場とは大きな差がありますが、今後おおきく成長すると考えています。

また我々は日本のeスポーツを発展させるために様々なサポートをしています。たとえば今回のTGS では日本人プレイヤーのStanSmith さんをLogicool G のアンバサダーに任命し、日本のeスポーツチームDetonatioN BYCM とはスポンサー契約を結んでいます。

加えてDetonatioN については、中国のゲームショウChina Joy 2014で行われたLoL のエキシビジョンマッチへの遠征をサポートしました。 中国の強豪チームInvictus Gaming と、台湾のNo.1 チームLogitech G Fighter (旧名AhQ) との対戦は全敗に終わりましたが、DetonatioN の素晴らしいプレイは多くの称賛を集めています。

日本では株式会社SANKO とともに、日本初のLoL 国内リーグLJ League をサポートしていることも重要です。ニコニコ動画の専用チャンネルでの配信のほか、TGS 2014 では年間チャンピオンを決めるLJ LEAGUE Grand Championship を開催します。

ほかにもLogicool G ブランドとして初のTGS 出展や、大規模なブースの設置などから、我々がいかに日本へ注力しているかを分かって頂けると思います。今後も日本を重要なマーケットとして捉え、サポートを継続してゆきます。




インタビューは以上です。Barry 氏には、丸半日インタビューを受け続けた後とは思えない元気さと情熱で質問に答えていただきました。その真剣な眼差しからは、日本のeスポーツがこれから大きく発展することへの確信と、その発展をサポートしたいという強い思いが伝わってきました。


なお東京ゲームショウのロジクールG 発表会では、LoL を開発するRiot Games の日本支社Riot Games Japan の始動が発表されました。

またYouTube には公式チャンネルが開設されたほか、LoL の日本サーバーの設置に向けて動いているという発表もありました。日本語非対応にも拘わらず日本人ユーザーを急速に増やし続けるLoL のローカライズは、日本におけるeスポーツの普及への起爆剤になるかもしれません。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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