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NTT、100dB騒音でも音声認識できる「小型インテリジェントマイク」開発。車内や工場でも高品位

Ittousai , @Ittousai_ej
2014年9月24日, 午後02:26 in Inteligente
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NTTが大きな騒音下でもクリアに集音できるマイク技術「小型インテリジェントマイク」を発表しました。

安価な汎用マイク素子を2〜3個とソフトウェア処理のみで、工場や雑踏、自動車内など大きな騒音が発生する場所でも、またさまざまな種類の騒音や生活音が混ざった環境でも高品質な通話や音声認識を可能にするとうたいます。

Gallery: NTT | 10 Photos





技術的なポイントは、指向性を持ったビームフォーミングと、特定の騒音成分を推定して周波数スペクトル領域で抑圧するスペクトルフィルタを組みあわせたこと。また時間変動特性からも騒音を推定して抑圧すること。

詳しくは末尾の質疑で回答がありますが、要するにどの方向から、どんな種類の音が入ってくるのか空間的・時間的にそして周波数特性から認識することで雑音を選り分け、望みの音声や会話のみを拾える技術です。

従来からあるマイクアレイによる集音技術・騒音抑制技術との違いは、あらゆる方向からさまざまなノイズが入る実世界に近い環境で機能すること。




販売はNTT-AT(NTTアドバンステクノロジ)から、ソフトウェアライブラリのライセンスおよびカスタマイズを含めたソリューションとして、2014年10月から開始予定。販売数の目標は100万/年程度。価格については、企業向けのソリューションや製品への組込みとあって具体的には出しにくいものの、百万レベルのライセンスであれば、製品価格へは100円程度の追加としています。

質疑:

Q 従来の騒音を分ける技術との違いは?
A 一般的なスマートフォンの音声強調技術は、基本的にひとつのマイクを使う。今回の技術は2本のマイクを使う。

Q 年間100万ライセンスというが、内訳は?
A 手初めてとして、数が出るのは自動車関係を狙う。

Q 雑音と目的音を高精度に推定するというが、苦手な分野は?
A 一番難しいと言われているのは、大音量かつレベルが変動する騒音。このインテリジェントマイクはさまざまな場所で試したが、一番難しい場所でもかなりよく機能した。ロバストに動くのが特徴。

Q 指向性の高いマイク、スペクトル分離自体は以前からあったと思う。それがうまく使えるようになった技術革新はどこか。
A マイクアレイで指向性を作る技術は古い。しかし、いろいろな方向からいろいろな騒音が届くような、実環境に近い状況での研究は少ない。

Q スマートフォンのように、実装面積が限られる場合はどうなるか。マイクの配置に制限は?
A 指向性マイクを使うという前提であれば、近い場所に少し方向を変えて設置しても機能することは確認している。

Q 演算処理について。DSPのパワーはどれくらい必要なのか?遅延が起きたりするか。
A 詳しくは話せないが、処理は軽く、300円程度のDSPで実現している。遅延は原理的にあるが、数十msec程度。

Q 自動車業界を狙うというが、具体的には。
A 一般的な車に搭載できるようになればよいと考えて進めている。NTT-ATがソフトウェアをライセンスし、ハードウェアメーカーが製品化する。自動車組込みになるか、後付の製品になるかは相手しだい。

Q スマートフォンで処理することが前提か。
A 場合によりけり。工場などでは専用の機器になるかもしれないし、日常的な用途ではスマートフォンで処理するかもしれない。

Q 複数マイクを使うノイズ低減はスマートフォンで実用化されているが。どういう位置づけか。
A 2つのマイクを使ってノイズ低減する機種は出てきている。今回の技術は、現在製品化されているものよりも高度な処理で、より大きな騒音でも対応できる。現時点においてどのスマホに搭載するといった具体的な話はないが、今後はそうした形で提供してゆきたいと考えている。

Q 指向性マイクを使って実装する場合、コストなどは。
A ハードメーカーによるが、車内デモで使ったマイクは数百円程度の汎用マイクを使った。

A 従来の(複数マイクを使った)ノイズ低減との違いを再確認。全方向からの背景ノイズ、望まない方向からの会話、生活雑音など、さまざまなノイズに対応できる、トータルでの品質が高いことが今回のインテリジェントマイクの特徴。

Source: NTT
関連キーワード: inteligente, mic, NTT
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