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LTE電波調査隊:東海道新幹線 東京 - 新大阪 品質調査~下りはau、上りはSoftBank、どうしたドコモ

Yutaka Katabami
2014年10月8日, 午前10:30 in Aquos Crystal
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iPhone 6が9月19日にドコモ・KDDI・SoftBankから発売されましたが、同一モデルかつ横並びな料金体系で、各社の差別化要因はLTEネットワーク品質、通話品質、およびコンテンツなどのサービスに集約されます。

その中でももっとも注目されるのがLTEの高速通信の性能です。今回は9月22日・23日の2日間に実施した東海道新幹線・東京ー新大阪間、および大阪市内のLTE品質調査結果をリポートします。

Gallery: 東海道新幹線・東京~新大阪 LTE品質調査 | 6 Photos

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電車移動区間は、 昨年11月の東北新幹線、そして 今年4月の東海道新幹線・東京-名古屋間などで実施したLTE品質調査と同様に、モバイルネットワーク自動テストツールXenSurveyによる3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のフィールドテストを実施しました。

電車移動中の停車駅でのスポットでの計測や、大阪市内スポット・駅でのLTE品質調査では、RBB TODAY SPEEDTESTを使用しています。なおソフトバンクとワイモバイルは、グループ内でモバイルネットワークを融通しているため、今回はワイモバイルのテストは実施しないこととしました。

東海道新幹線・東京~新大阪間(下り・海側)のLTE品質調査

今回の東海道新幹線でのフィールドテストは、4月23日にauが実施した「東海道新幹線・東京駅-名古屋駅間の公開フィールドテスト」 への参加からちょうど5か月後。大手キャリア3社が激しく競っているLTEネットワーク品質が間違いなく向上しているであろうという想定の元、より広範囲に大阪まで足を伸ばして実施しました。
 
昨年より機種数は少なくなったものの、各社から2014夏モデルスマートフォンが出揃い、特にauはCA(キャリアアグリゲーション)およびWiMAX 2+対応スマートフォンをリリースするなど、大きく状況が変化しています。
 

調査概要

東海道新幹線 のぞみ107号 東京駅~新大阪駅(14号車1A席=海側)
日時2014年9月22日(月)
テスト時間10時49分17秒~(2時間34分46秒)
総移動距離約552.6km(営業キロ)
電波強度(RSRP、SNR)サンプル数約8921件/1台
電波品質(Latency、Packet Loss、Jitter)
サンプル数
約155件/台
通信速度計測方法・サンプル数2分間隔の自動実行・77回/台
テストツールXenSurvey
テストに使用した端末ドコモ:GALAXY S5 SC-04F
au:GALAXY S5 SCL23
ソフトバンク:AQUOS Crystal 305SH

最新かつ3社共通機種のiPhone 6・iPhone 6 Plusでのテストを実施したいところですが、Androidとは異なり、iOSの制限からXenSurveyのiOS版が開発されていないため、最新2014夏モデルAndroidスマートフォンを使用しました。

左から手動テスト用iPhone 6 Plus、XenSurvey用GALAXY S5 ドコモSC-04F・au SCL22・AQUOS Crystal 305SH
 

3社ともにスピードアップ。下りのau・上りのソフトバンク

4月の調査では、東京~名古屋間のみでしたが、電波強度、下り速度、上り速度、ping応答(Latency)、接続率の全てで、auが勝利を収めていました。

今回の調査では、東京ー新大阪間となり前回と区間が異なりますが、下り・上りのスピードが各社ともに向上しています。 これは、各社品質向上の成果もありますが、以下のグラフを見てのとおり名古屋駅-京都駅-新大阪駅と各社が品質改善に力を入れた主要駅が、東京駅-名古屋駅間よりも短い区間に集中しており、通信速度の平均値を押し上げています。


調査概要


下り速度


上り速度

下り速度は、auが前回の平均10.07Mbpsから16.72Mbpsへと大幅に向上したことで、前回7.23Mbpsから14.55Mbpsへとほぼ倍速化したソフトバンクをぎりぎり抑えて連勝しました。 高速移動区間ということもあってか、CAで接続することはほぼありませんが、エリア改善がうまくいっていることが伺えます。

下り最速は、彦根市付近でauが69.39Mbpsという超高速な結果となったほか、2番目もauが名古屋駅で62.24Mbpsでした。WiMAX 2+・LTE Band41で接続していた際の結果と推察します。16Mbps超も、auが45%と最も比率が高く、ソフトバンク30%、ドコモ25%となりました。


上り速度は、ソフトバンクが前回の平均が4.85Mbpsから8.22Mbpsへと大幅に向上したことで、前回5.5Mbpsから5.56Mbpsの微増に留まったauを逆転。 前回テストではSoftBank 4G=AXGP非対応のNexsus 5を使用したのに対して、今回はAQUOS Crystal 305SHを使用しているため、対応ネットワークの違いが影響している可能性もありますが、上り下りともに改善しており、ソフトバンクが自称No.1から真のNo.1になる可能性が出てきました。 懸念される電波品質も、Jitter(電気信号のゆらぎ)が平均56msから43msと改善しています。

なお上り最速は、静岡市付近でソフトバンクが19.47Mbpsと他を圧倒する高速な結果となったほか、2番目もソフトバンクが浜松市で16.94Mbpsでした。

7Mbps超も、ソフトバンクが52%と最も比率が高く、au32%、ドコモ12%となりました。3Mbps未満はドコモが62%と最も比率が高く、東海道新幹線エリアでの上り速度改善は、限定的です。1Mbps未満までハードルを下げると、auは2回、ソフトバンクは4回と限定的ですが、ドコモは29回で0Mbpsが16回も含まれます。

さすがに繋がらないポイントが多いと、ユーザ数が多いから遅いということではなく、ドコモならではのマルチバンドを活かすこともありません。上り軽視の状態でエリア整備が他社よりも遅れているといえるでしょう。 あえていうなら「どうしたドコモ! Strong.は何処へ?」という結果です。

Latency(Ping応答速度)


Packet Loss(パケット損失)

Jitter(ゆらぎ)

電波品質は、Latency(遅延)、Packet Loss(パケット損失)、Jitter(ゆらぎ)の3つの指標において全般的に前回傾向と大きな変化がありませんが、ドコモは、パケットロスが大幅に減少し、auはLatencyが200ms超となる数が大幅に増加しています。

端末OperatorSignal(dBm)下り(Mbps)上り(Mbps)接続率(%)
平均平均最速平均最速
GALAXY S5 SC-04Fドコモ-9011.8648.643.0714.1799.38
GALAXY S5 SCL23au-8616.7269.395.569.8199.87
AQUOS Crystal 305SHSoftBank-8914.5543.588.2219.4799.93
測定結果サマリー(Signal・Downlink・Uplink・接続率)
 
端末OperatorLatency(ms)Packet LossJitter(ms)
平均200ms超平均1%超平均100ms超
GALAXY S5 SC-04Fドコモ19522回2%2回4214回
GALAXY S5 SCL23au18528回0%5回5220回
AQUOS Crystal 305SHSoftBank18530回0%7回4312回
電波品質(Latency・Packet Loss・Jitter)

 
ドコモとauのLTEバンド推移

最後に、GALAXY S5ドコモ版とau版のServiceModeによる電波状況を動画でご紹介します。
 
三河安城駅付近(名古屋駅12:31到着前)






ドコモはB1(2.1GHz帯)・10MHz幅が中心ながら、B21(1.5GHz帯)・15MHz幅接続も少なからず。名古屋に近づいたところで時折B3(1.8GHz帯)・20MHz幅の下り最大150Mbps高速エリアに突入します。

auはB18(800MHz帯)・10MHz幅が中心で、CAなし(CA:0)またはCA可能状態(CA:1)が続き、は名古屋に近づいたところで一時的にCA接続(CA:2)します。時折B1(2.1GHz帯)・10MHz幅でCAプライマリ接続となります。


名古屋駅12:33発直後


ドコモは、B19(800MHz帯)・10MHz幅を掴み、後にB1・10MHz幅に推移します。

auは、BAND41(2.5GHz帯・WiMAX 2+)・20MHz幅を掴み、駅から離れるとB18・10MHz幅に変わり一瞬CA接続(CA:2)した後、CAスタンバイ状態(CA:1)・CAなし状態と交互に推移します。時折B1・10MHz幅を掴みます。(一瞬だけB1・20MHz幅表示もあります。)


京都駅13:10発 直後




ドコモは、B3・20MHz幅の下り最大150Mbps高速エリアがしばらく続き、後にB19・10MHz幅に推移します。

auは、B18・10MHz幅からCA接続(CA:2)した後、CAスタンバイ状態(CA:1)・CAなし状態と交互に推移します。


これら約10分のLTE接続バンドの推移を見ると、ドコモは、同社のコアバンドであるB1に依存しており、東名阪バンドのB3・20MHz幅で接続する区間が短いことで、他社から上り・下り速度平均を大きく引き離されている状況になっているといえます。

auは下り平均が最速で上り平均も安定かつ十分な速度を保っていることから、今後は、数少ない穴を埋めつつ、CAスタンバイエリアでCA接続できるよう緩やかに高速化を図ることが想定されます。

KDDIの田中プロ(社長)が、「2番じゃダメ!」といえば、おそらくau技術統括本部 エリア品質強化室長 木下氏が、田中プロのヘッドロックを回避すべく、上りの高速化に取り組むかもしれません。


 


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