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カナルワークスのカスタムイヤホン CW-L02、原点回帰のシングル バランス・ド・アーマチュア搭載

Masaki Takita
2014年10月26日, 午後06:10 in Canal Works
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10月25日、26日と開催されたヘッドフォン祭り 2014秋より。カスタムイヤホンが日本で一般的に使われるようになった黎明期から、そのカスタムの構成力やパーツのクオリティ、組み合わせによるサウンドチューニング力などに定評のあるカナルワークスが、今季新商品として発表したのがCW-L02。フルレンジのバランス・ド・アーマチュアを1個だけ載せた、もっともシンプルなカスタムイヤホンです。

Gallery: カナルワークスのカスタムイヤホン CW-L02、原点回帰のシングル バランス・ド・アーマチュア搭載 | 6 Photos

最近はカスタムイヤホンブームであり、カナルワークス以外にもカスタムイヤホンを扱うメーカーが多数登場しています。現在、それらメーカーの旬なトレンドとして、当然ですが、ドライバーの数によって解像感を高めることがあげられます。

元々モニター用として使われていた立ち位置のカスタムイヤホンからすれば、そのトレンドは間違いではありませんが、ユーザーにとって、そのトレンドは一長一短。やはりドライバーの数=価格の高さに比例するので、オーダースーツと同じように、ただでさえ高価なカスタムイヤホンが、一般の人が購入できないぐらいの価格になってしまうのは困りものです。

そんな流れに反するように、今回、カナルワークスは原点回帰。以前発売していたCW-L01というシングルのバランス・ド・アーマチュアドライバーの内蔵モデルを再度チューニングし直し、新たにCW-L02として発表しました。



元々、カナルワークスは元パイオニアのエンジニアとして25年以上、音作りに関わってきた林一博さんが立ち上げたカスタムイヤホン専業メーカー。補聴器メーカー発とは違い、真にいい音で聴いてもらいたいという想いがより強く、シングルタイプのCW-L02とはいえ、その音へのこだわりは半端じゃありません。

サウンド的には特に高域をチューニングし直したのか、フルレンジのシングルドライバーながらも、より伸びやかな高域が奏でられるようになった印象。実際に筆者が試聴に使っている女性ボーカルのピアノ曲でも、女性の瑞々しい歌声と、ピアノの響きや高域の余韻などがより強まって聞こえました。シングルドライバーでもこれだけの音を再現できるのかというぐらい高音質です。



イヤホンの見た目を決めるカスタムパーツも多彩。見た目にもっとも影響のあるフェイスプレートの色や素材も、とんでもない数のなかから選べるほか、エンブレムまで自分好みにアレンジ。なおかつプリントアートワークまで使えます。他の誰とも違うカスタムイヤホンが欲しいという人にとってはうれしいポイントです。価格は4万8000円(税抜)。耳型の採取から最短で約3週間ほどで完成。



とはいえ、そこまでカスタム構成力やチューニング力のあるカナルワークスだったら、やっぱりフルレンジのシングルだけではなく、低域から中高域までドライバーを複数積んだカスタムイヤホンも試してみたいところ。もちろんそういう人には、今夏に発売したばかりのCW-L71を用意しています。

これまで音質に定評のあったCW-L51aというモデルをベースに、さらなる高解像度化に着手。低域用に2つ、中低域用に2つ、高域用に4つと、合計8つのドライバーを内蔵することで、音がかなりリアルに耳元で感じられます。同じ女性ボーカルのピアノ曲を聴いて目をつむると、同じ空間で彼女がピアノをひき、自分のためだけに歌ってくれているのでは? と誤解したくなるほど解像感は高いです。



CW-L02では音と音の間でかき消されてしまうような、背景や奥行きを感じさせれてくれるようなわずかな音もしっかりと聴かせてくれるのにはひたすら驚きました。ちなみにCW-L71は14万円(税抜)とちょっと高め。

カスタムイヤホンはどちらがいいというものではなく、自分の聴いている音楽ジャンルや楽曲との相性によって決めるもの」と林さん。伸びやかでナチュラルな高域をいい感じで味わいたい人はCW-L51aを、とにかく高解像度ですべての音をしっかりと味わいたいハイレゾ派にはCW-L71がおすすめです。

Source: Fujiya Avic
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