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GUGEN2014 大賞受賞は「おしゃぶりセンサ」、吸ったり噛んだり微細な動きを計測

Takako Ouchi
2014年12月26日, 午後12:00 in Contest
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ものづくりコンテストとして有名なGUGENですが、今年のGUGENはまたちょっと進化したらしい......と聞き、GUGEN2014 の展示会・授賞式に行ってきました。

GUGENは、モノづくりの具現化をサポートするべくデバイスやアイデアを評価するコンテストなのですが、今年はアイデアが生まれる場の提供とアイデアのプロトタイピングを技術面、資金面、企画面から支援する「ものづくりプログラム」という位置づけになりました。年末のコンテストに向け、前もって「課題解決型ハッカソン」を連続して開催していたりします。また、12月13日~14日の展示会では、今年から来場者の評価が審査ポイントに加わる形になったとのこと。




会場に入ると、音楽やアート、コミュニケーション、学習用途、医療用途などさまざまな分野に及ぶ作品が並んでいます。ロボットからちょっと便利な未来グッズまでバラエティにあふれる展示の数々をご紹介(ほんの一部ですが)。

「もるペン!」(TRYBOTS)ペンギンロボットが進化、潜水できるようになりました。


「エンドレスごんべい」(佐藤ロボット研究所)変形して動く!


「ONLINER」(レッサー SDhosei)直線に切ることに特化したカッター


「ケーキボード」(ブレッドボードマニアックス)穴が貫通しているブレッドボード


「パーソナルホームセキュリティ:PRS」(チーム ソニック ダッシュ)扉や窓の開閉状態を常時監視し、スマホに通知してくれる


「ColorInjection」(明治大学 渡邊研究室)現実世界の色を吸い取ってインクで再現してくれる


「Raplus」(Hack the Body)リハビリをアシストする装置。既存の装置に取り付けて使用する


「ごはんですよ!」(nabo)食事の時間に使えないようにすべてのスマホをロック


「アバターロボット」(外苑前Dynamics)ロボットと一体になれるアバターシステム

新しい市場の可能性が見える作品が大賞に

応募総数126点に及ぶ作品群は事前にオンライン上で公開し、Web上でも「ほしいね」や「商品化希望」を投票できるようになっています。会場でも、展示を見てまわりながらパンフレットに添付された「ほしいね」シールを使って、自分がいいなと思った作品に投票できる仕組みです。この一般来場者とGUGEN委員会が初日の一次審査で絞り込んだ10作品が、2日目の2次審査にのぞみました。

2次審査の審査員は、孫泰蔵さん(MOVIDA JAPAN CEO)、田川欣哉さん(takram design engineering 代表)、林信行さん(ITジャーナリスト)、大和信夫さん(ヴイストン代表取締役)、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター教授)。審査のポイントは、社会的必要性、商品性、革新性など。

出展者のプレゼンは6分間、審査員からのコメント・質疑応答が4分間と区切って、それぞれ大賞候補の作品が壇上に登場します。限られた時間でのデモがなかなかうまくいかなかったり、やはり、そこには生のドラマが......。ブースで話を聞いた開発者の方が壇上でプレゼンしているのを見ると、自然、応援する気持ちになります。

そんな中、見事、大賞となった作品はなんでもセンサ開発チームによる「おしゃぶりセンサ」。赤ちゃんの状態を知らせてくれるおしゃぶりで、たとえば寝かしつけに口にくわえさせたおしゃぶりから赤ちゃんが寝たことを判別し、家事をしているお母さんに知らせてくれるというもの。

「おしゃぶりセンサ」(なんでもセンサ開発チーム)



ビニールの内部に赤外線センサを入れ、吸ったり、噛んだり、微細な動きを計測します。そのセンサの値から赤ちゃんの状態をスマートフォンアプリなどに通知し、お母さんに知らせてくれるという仕組み。パターンなどから赤ちゃんの行動を推定できるように、東京大学の「赤ちゃんラボ」と連携し、赤ちゃん(被験者)のデータと様子を撮影した動画を元に分類し、パターンを抽出するなど研究を進めているそうです。



開発者によると、このデバイスを通して、ストレスの多い育児を少しでも楽しいものにしたいとのこと。このデバイスを使うことでお父さんとお母さんのコミュニケーションが増えれば、という思いを込めたそうです。

大賞受賞は、審査員の全会一致。各審査員からは「ベビー市場はこれから。おしゃぶりを使わない層もいるので、そのあたりをどうするか。また、体温が測れるようになるといいですね」(田川さん)、「赤ちゃんがどういう状態がわかるのはおもしろい」(大和さん)、「データの解析に力を入れてほしい」(孫さん)などのコメントがありました。

なお、優秀賞は「Raplus」(Hack the Body)と「コロコロプラグ」(コロジャー)、アイデア賞は「Hikari×Tsumiki」(川口一画)という結果となりました。



コンテスト入賞を目指す人たちから電子工作・展示を楽しむ人まで、参加のスタンスはさまざまでも、みんなが楽しんでいたのが印象的でした。

大内孝子(おおうち・たかこ)フリーライター/エディター。主に技術系の書籍を中心に企画・編集に携わる。2013年よりフリーランスで活動をはじめる。IT関連の技術・トピックから、デバイス、ツールキット、デジタルファブまで幅広く執筆活動を行う。makezine.jpにてハードウェアスタートアップ関連のインタビューを、livedoorニュースにてニュースコラムを好評連載中。

関連キーワード: contest, GUGEN, gugen2014
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